マルコ・ルビオ米国務長官が21日(現地時間)、フロリダ州ホームステッド空軍予備基地で航空機に搭乗する前、記者団と対話している。[ロイター=聯合ニュース]
一方、トランプ大統領は、米軍のニミッツ空母打撃群が前日、キューバ沖のカリブ海に配備されたことに関連し、「キューバ政府を威嚇するためなのか」という記者の質問に対し、「まったく違う」と答えた。続けて、「キューバは事実上の破綻国家だ。電力も資金も不足し、食料難にも陥っている」とし、「われわれは彼らを助け、支援するだろう」と語った。
キューバを管轄する米南方軍は前日、ニミッツ空母、第17航空団、駆逐艦グリッドレイ、補給艦パタクセントなどで構成される空母打撃群のカリブ海到着を発表し、「ニミッツは台湾海峡からアラビア湾に至るまで世界各地で戦闘能力を証明し、地域の安定維持と民主主義の擁護に寄与してきた」と明らかにした。
米国は、キューバ独立124周年記念日の前日、ニミッツ空母打撃群をカリブ海に配備する一方、キューバ革命の中心人物であり、背後の実力者とされるラウル・カストロ前国家評議会議長の起訴に踏み切り、キューバへの圧力を強めた。これは、トランプ大統領が、中南米ではベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の追放作戦に続き、次はキューバを標的にすると公言していた中で取られた措置だ。トランプ大統領は、イランとの戦争終結後にはキューバが次の攻撃対象になり得るとも警告していた。
このため、トランプ政権がキューバ政権交代のため軍事行動に乗り出すのではないかとの見方が出るなど、カリブ海の緊張が高まっている。これについてトランプ大統領は前日、「状況悪化はないだろうし、その必要もない」と述べた。
◇ルビオ氏「カストロ氏拘束計画」質問に「話さない」
キューバ系移民家庭出身のルビオ長官はこの日、「キューバが米国の国家安全保障上の脅威なのは、敵対勢力と連携する破綻国家が、米国沿岸からわずか90マイル(約145キロメートル)しか離れていない場所にあるからだ」と強調した。ラウル・カストロ氏に対する米司法省の起訴に関連し、「カストロ氏を拘束して米国へ連行するための措置なのか」という記者団の質問には、「フロリダ州の大陪審が起訴を決定した案件であり、われわれとは無関係だ」と述べた。
ルビオ長官は、「カストロ氏をどうやって米国へ連れてくるのか」という追加質問には、「話さない。もし本当に彼を連行しようとしているなら、なぜその計画をメディアに明かす必要があるのか」とし、即答を避けた。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)など一部メディアでは、マドゥロ前大統領に対する米司法当局の起訴後、空母打撃群の配備や電撃的な拘束・連行作戦が行われた前例に照らし、カストロ氏の起訴も、同氏の追放を狙った措置だとの見方が出ている。
ただ、カストロ氏は、反政府デモが頻発していたベネズエラのマドゥロ前大統領とは国内での立場が大きく異なることなどから、実際に拘束・連行される可能性は高くないとの見方も出ている。
トランプ氏「イラン高濃縮ウランを破壊する」…ニミッツ空母打撃群は「キューバ威嚇用ではない」(1)
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