先月18日(現地時間)、イタリアのミラノで開催されたた強硬右派の集会「恐れることなく、欧州では我々が主だ」で、フランスの国民連合(RN)のジョルダン・バルデラ代表が発言している。[AFP=聯合ニュース]
ウクライナ戦争による安全保障上の不安や、欧州の経済低迷も追い風になった。西江大国際大学院のキム・ジェチョン教授は英国の事例を挙げながら「経済が総体的に困難な状況の中で『労働党でもダメ、保守党でもダメ』という認識が広がり、結果的に強硬右派という新しい勢力を支持する人々が増えた」と分析した。
ただ、外交・安全保障などをめぐる路線においては国ごとに違いがある。イタリアの同胞(FDI)がNATOとの協力やウクライナ支援に好意的な一方で、AfDはウクライナ支援や米軍駐留に反対している。経済政策でも福祉拡大を強調するポピュリズム的な傾向と、減税を重視する自由主義的な傾向が混在している。
欧州の強硬右派がかつて政治的モデルとしたトランプ米大統領と距離を置こうとする動きを見せているのも注目すべき点だ。トランプ大統領の米国第一主義が欧州の利益を損なっているという判断のためだ。ポリティコ欧州版は「トランプ大統領の脅威を与える発言は、かつて彼を称賛していた欧州の強硬右派陣営さえも彼と距離を置く原因になった」とし「トランプ大統領は今や彼らにとって政治的な負担になっている」と評価した。
国際社会が彼らの主流化に注目するのは、その根底に依然として他者排除と自国第一主義が根付いているからだ。今月16日に英ロンドンで開催された保守派の集会では「イングランドを再び偉大に(MEGA)」や「数百万人の不法移民は出ていくべき」という声が響いた。梨花女子大のパク・インフィ国際大学院長は「グローバル金融危機以降、米国が海外に投入できる外交資産が枯渇したことでリーダーシップが弱まり、自然と欧州諸国の間で自国利己主義が強まった」と指摘した。
ロールモデルだったが…欧州で勢力強めた強硬右派が「トランプ離れ」する理由(1)
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