サムスン電子とグーグルが公開したAIグラス。左はジェントルモンスターの実験的デザインを反映したサングラス型モデル、右はワービーパーカーのクラシックスタイルを適用しためがね型モデルだ。[写真 サムスン電子]
サムスン電子とグーグルは19日。米カリフォルニア州マウンテンビューで開かれたグーグルの年次開発者カンファレンスで、アンドロイドXR(拡張現実)基盤のAIグラス2種類を公開した。昨年12月に世界的アイウェアブランドのジェントルモンスター、ワービーパーカーとのコラボ計画発表後、実際の製品デザインが公開されたのは初めてだ。
この日公開された製品はジェントルモンスター特有の実験的デザインを反映したモデルと、ワービーパーカーのクラシックスタイルを適用したモデルに分かれる。サムスン電子とグーグルはハードウエアと生成AI技術にファッションアイウェアデザインを結びつけ、日常で自然に着用できるめがね形製品の実現に焦点を合わせた。
今回のAIグラスはギャラクシーAIフォンと連動して使う「コンパニオン機器」形態だ。めがねのフレームにスピーカー、カメラ、マイクを搭載し、ユーザーの周辺状況をリアルタイムで認識して音声基盤の機能を提供する。
ユーザーはグーグルの生成AI「ジェミニ」を呼び出して道案内と飲食店推薦、リアルタイムの音声・テキスト翻訳などを利用できる。ショートメッセージの要約やスケジュール登録、写真撮影なども音声だけで可能だ。
サムスン電子はAIグラスを通じてスマートフォン中心の生成AI経験をウェアラブル機器に拡張する戦略だ。最近ビッグテック業界ではスマートフォン以降の次世代AIプラットフォームの主導権をめぐりAIグラス競争が本格化している。
メタはグローバルアイウェアブランドのレイバンとコラボしたスマートグラスを出して市場先取りに乗り出している。音声基盤AI機能とカメラ撮影機能などを結合したメタのAIグラスはすでに市場の関心を集めている。
アップルもやはり複合現実(MR)ヘッドセット「アップルビジョンプロ」を発売して空間コンピューティング市場拡大に出た。業界ではアップルもより軽く日常型に近いAIグラス製品群を準備中だとみている。
中国企業もAIグラス市場進出を急いでいる。シャオミとファーウェイなどは生成AIとXR技術を組み合わせた次世代スマートグラス開発にスピードを出している。
業界ではAI技術発展と軽量バッテリー、半導体技術高度化が合わさりAIグラスがスマートフォン後の新たな個人用機器プラットフォームとして位置を確立する可能性に注目している。ただバッテリー持続時間と着用感、価格競争力確保が大衆化の核心課題に挙げられる。
サムスン電子のキム・ジョンヒョンMX事業部副社長は「今回のAIグラスはサムスンのAIビジョンを拡張する重要な道しるべ。ギャラクシー生態系経験をさらに拡張し意味のあるユーザーエクスペリエンスを提供するだろう」と話した。
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