19日、水原総合運動場で開かれたアジアサッカー連盟女子チャンピオンズリーグ4強記者会見に、ネゴヒャン女子蹴球団のイ・ユイル監督と主将キム・ギョンヨンが出席した。 [共同取材]
北朝鮮の平壌(ピョンヤン)ネゴヒャン女子蹴球団(以下、ネゴヒャン)のイ・ユイル監督は、20日に水原(スウォン)総合運動場で開催される水原FCウィメンとのアジアサッカー連盟(AFC)女子チャンピオンズリーグ(AWCL)準決勝を翌日に控え、公式記者会見に出席してこのように語った。
「試合当日には3000人が応援することになるはずで、韓国に到着した時から歓迎の様子を目撃したと思うが、どのような感情を抱いているか」という質問に対し、イ監督は「ただ明日の試合と、今後控えている試合だけに集中する。応援団の問題は、我々が監督、選手として話すことではない」と述べた。
大会の準決勝が行われる水原総合運動場の7000席のうち3000席は対北市民団体などで構成された合同応援団が占める。統一部から南北協力基金を活用した最大3億ウォン(約3160万円)までの支援を受ける合同応援団は「いいぞ、水原」「頑張れ、ネゴヒャン」と交互に叫ぶ予定だ。17日のネゴヒャン選手団の入国当時、仁川(インチョン)国際空港では失郷民(北朝鮮が故郷の人々)団体などが歓迎した。
北朝鮮女子代表チームの指揮官を務めたネゴヒャンのイ・ユイル監督は2024年杭州アジア大会の記者会見の際、韓国人記者が「北側」と呼んだことに対し、「北韓チームではなく朝鮮民主主義人民共和国なのだから、国号を正確に呼ばなければ質問は受けない」と強く反発した人物だ。また1966年のイングランドワールドカップ(W杯)で北朝鮮がベスト8入りした当時のゴールキーパーだったイ・チャンミョンの息子でもある。
これに先立ちネゴヒャン側は17日の入国時はもちろん、翌日の練習への移動中も、韓国取材陣の質問に対して一貫して沈黙を維持した。練習を非公開で行うなど外部との接触を警戒してきたため、記者会見に出席するかどうか、敏感な質問に答えるかどうかに関心が集まっていた。
この日は紳士的に記者会見に臨んだイ監督は「明日の試合状況については比較的準備は整っていると言える」とし「参加する4チームの実力はどこが優勝してもおかしくない。グループステージで対戦したからといって、その成績でどちらが強くて弱いなどとは決して言えない。明日の試合で良い成果を出すために最善を尽くす。ありがとうございます」と述べた。
同席した選手のキム・ギョンヨンは無表情のまま「準決勝の初戦が重要になるためその試合に最善を尽くす」「チームの主将として、また攻撃手として、試合中はチームの勝利のために最善を尽くす」「チームの雰囲気はとてもよい。人民、そして親や兄弟の信頼と期待に応えるために私たちは全力を尽くす」などと短く答えた。キム・ギョンヨンは2017年U-17(17歳以下)女子アジアカップ決勝や2022年杭州アジア大会準々決勝で韓国を相手にゴールを決めた。
20日午後7時に水原総合運動場で行われる両チームの対戦には100人以上の報道陣が取材申請をした。従来のスタジアム内の記者会見室が狭いため、屋外に臨時の記者会見場が設けられた。
北朝鮮サッカーチーム監督「共同応援団? 我々は試合に集中」、池笑然「相手が暴言吐けば言い返す」(2)
この記事を読んで…