14日、中国北京人民大会堂で開かれた米中首脳会談で握手する習近平主席とトランプ大統領 [AP=聯合ニュース]
◆米国を説得していた中国、今度は米国が認める
ロイター通信はこの日、米中首脳会談が開催された直後、専門家らの言葉を引用し「トランプ大統領の最後の北京訪問(2017年)当時、中国は惜しみなく歓待し、数十億ドルの米国製品を購入すると約束をしたが、現在は両国間の力学関係が変わった」と説明した。続いて「こうした兆候はすでにあった」とし、昨年10月に韓国で両首脳が会談した際、トランプ大統領が先に中国を「G2(主要2カ国2)」と呼んだ事実に言及した。
今回の会談が中国優位の構図になるという見方はこれまでにも出ていた。ワシントンポスト(WP)は11日の記事で、「中国の習近平国家主席はもうトランプ大統領と長期的な合意ができるという幻想を抱いていない」とし「むしろ米国の気まぐれに対抗する代案として中国を浮き彫りにしている」と分析した。フィナンシャルタイムズ(FT)も12日、「トランプ大統領は中国の巨大な自信の壁に直面している」と評価した。
◆不利な状況のトランプ、強まった中国の交渉力
こうした見方が出てきた背景には米国の国内政治状況がある。ロイター通信は「米裁判所が対中関税賦課権限にブレーキをかけたうえ、イラン戦争が物価を押し上げ、中間選挙への負担まで高めた」と評価した。
また、米国の立場ではイラン戦争を解決するために中国の協力が必要だが、中国は急ぐ必要がないと、ロイター通信は分析した。
経済とサプライチェーンの側面でも中国の交渉力は高まった。米国外交問題評議会(CFR)は10日、「中国がレアアースや磁石の輸出規制カードで米国の脆弱なサプライチェーンを露呈させた」と指摘した。中国が米国の産業全般に影響を及ぼすという点を示し、これが会談の場でも自信として表れた。
◆「友人」強調するトランプに「台湾問題」警告する習近平…関係再設定を主導
この日の首脳会談ではこうした観測が多くの部分で確認された。トランプ大統領が習主席に「あなたの友人であることは光栄だ」と述べたのに対し、習主席は「台湾問題を誤って扱えば米中が衝突するおそれがある」と警告した。ブルームバーグは「和気あいあいとしていたスタートに冷や水を浴びせる直接的な発言」と表現した。
会談終了後に習主席が「中米関係の新たな位置づけ」に言及した点も注目される。中国外務省によると、習主席は協力を基盤とした節度ある競争関係で米中関係を構築していく方針という。中国のコンサルティング会社トリヴィアム・チャイナのアナリスト、ジョー・マズア氏は「米中関係の新たな位置づけという表現は特別だ」とし「両国関係に制度的な安全装置を設けようとする中国の意志が反映されたとみられる」と話した。
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