ソウル・汝矣島の韓国金融監督院の全景。聯合ニュース
代表的なものが借金投資と空売り待機の急増だ。信用融資残高は最近36兆ウォン前後まで増えた。これに対し空売り純保有残高は約28兆ウォンに達し、空売りの先行指標である貸借取引残高は180兆ウォンまで増えた。史上初の「ロング・ショート(上昇対下落)対決」が広がっている形だ。国内総生産(GDP)比の時価総額の割合で測定するバフェット指数は200%を大きく超え米国と同水準になった。投資の大家であるウォーレン・バフェット氏の基準で見ても危険区間に入った。
もうひとつの過熱信号はレバレッジ上場投資信託(ETF)過熱だ。上昇にベッティングするレバレッジETFと下落にベッティングするインバースETFの回転率は70%まで上がった。投資家が1日に数回の超短期売買を繰り返しているという意味だ。ここに政府はサムスン電子とSKハイニックスの高倍率レバレッジ商品まで近く許容する。過熱市場に油を注ぐ格好であるだけにいまは発売するタイミングではない。バフェット氏は最近世界の証券市場に対し「ギャンブル熱風がピークに達した」と警告した。この1年で3倍近く上昇した韓国証券市場は言うまでもなく過熱様相だ。
大きな心配は国民年金だ。最近の証券市場急騰で国民年金の韓国株への投資比率は目標限度を10ポイント以上超過したと推定される。国民年金が資産再調整に出る場合、証券市場に悪材料になる点を考慮すれば市場のリスクを育てている形だ。その上半導体スーパーサイクルが鈍化し証券市場が急落する場合には国民の老後資金まで不安にさせる懸念もある。いまの株価急騰に歓呼するよりもリスク管理にもっと重点を置かなければならない。
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