空港難民が過ごしている仁川国際空港第2ターミナルの出国控室。クァク・ジュヨン記者
仁川国際空港第1・第2ターミナルの出国控室には現在こうした空港難民10人が居住している。未成年の子どもとともに韓国行きを選んだ男性もいた。西アフリカ出身の男性は子どもとともに仁川空港で過ごしてすでに11カ月目だ。子どもは学校で教育を受け友達と付き合わなければならない時期に空港難民になった。仁川空港出入国・外国人庁で子どもに本や服などを支援しているが、長期の空港生活には不足するほかない。
こうした生活が続いたために健康状態が悪化した空港難民もいる。第1ターミナル出国控室で過ごす中央アフリカ出身の女性は昨年6月に仁川空港に来た時より体重が23キログラムも減った。不慣れな環境で食べ物をまともに食べられず、胃炎まで重なったという。女性は「体調がずっと優れず(出入国・外国人庁の)職員とともに外部の病院にも行った。長い空港生活でとても疲れており、健康状態も良くならずにいる」と話す。
◇国連「空港難民、韓国政府が補償しなければ」
国連自由権規約委員会は3月に空港のトランジット区域で約420日間過ごした空港難民が提起した個人陳情事件に対し韓国政府の措置が「市民的および政治的権利に関する国際規約違反に当たる」と判断した。この空港難民は2020年2月に仁川空港で政治的迫害を理由に難民申請したが入国が許可されず、翌年4月に裁判所の収容臨時解除決定により空港外に出られた。国連は長期拘禁などの措置が国際規約違反に当たるもので、韓国政府が被害を賠償しなければならないと勧告した。
空港難民が外に出るためには裁判所に不回付決定取り消し訴訟を起こして勝訴しなければならない。本国や自分たちを受け入れる第三国へ行く方法もあるが、ほとんどが韓国入国を希望している。中央アフリカ出身の男性は韓国を「グッドカントリーだ」と話しながら親指を立てた。その上で「人道的支援をしてくれた関係者に感謝する。本国の混乱を避けて民主主義国である韓国に来た。(難民審査の)機会を与えてほしい」と話した。
23キロやせて機内食で延命…仁川空港に足止めされた難民(1)
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