ドナルド・トランプ米大統領が29日(現地時間)、ワシントンDCのホワイトハウス執務室で取材陣と会話している。[AP=聯合ニュース]
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで行った記者団との会話で、「イラン封鎖措置をどれほど長く維持するのか」との問いに、「封鎖措置は天才的な発想で、100%完璧だ」とし、「わが海軍がいかに優れているかを示す証拠だ。誰も手出しできないだろう」と答えた。続けて「彼らがやるべきことは、降伏することだけだ」とし、「ただ『降伏する』と言えばいい」と述べた。
トランプ大統領はまた、「われわれは(イランの)3万ドルのドローンを撃墜するのに、100万ドルのミサイルを使う代わりに、弾丸を使う」と述べた。イランのドローン攻撃に対し、莫大な費用がかからない防御体制を備えているとの説明だ。トランプ大統領は「われわれはレーザーとともに、空でドローンをハエのように撃ち落とす新型の機関銃を含め、高度な対ドローン装備を備えている」と語った。
◇「イランのドローン、空でハエのように撃墜」
米国とイランは11日、パキスタンのイスラマバードで1回目の対面による終戦交渉を行ったが、その後は膠着状態が続き、後続交渉の突破口を開けずにいる。トランプ大統領は「イランを核交渉の場に引き出すため、さらなる空爆が必要か」との質問に、「分からない。状況次第だ」とし、「紙1枚を見るたびに18時間も飛行機に乗る必要はなくなった。電話でやっており、とても良い」と述べた。
イランとの水面下の調整状況については、「彼らはかなりの進展を見せたが、問題は十分な水準まで進めるかどうかだ」とし、「彼らが核兵器を持たないことに同意しない限り、合意はない」と明らかにした。トランプ大統領は、イランの核兵器禁止と、準兵器級と評価される60%濃縮ウラン約440キログラムの引き渡しを、米国が譲歩できない条件であるレッドラインに設定し、受け入れを迫ってきた。
トランプ大統領はUAEのOPEC脱退決定について、「とても良い」とし、「結局、原油価格を下げ、あらゆるものを引き下げるうえで良いことだと思う」と評価した。続けて、シェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE大統領に言及し、「私は彼を非常によく知っているが、とても賢い人物で、おそらく独自路線を進みたいのだろう」と述べた。
◇「英国国王の演説、私も見た…非常に素晴らしい」
トランプ大統領は、英国のチャールズ3世国王が前日、連邦議会上下両院合同演説で「大西洋同盟」の重要性を強調したことについて、「昨日の演説を私も見た。本当に良かった」とし、「彼は驚くほど立派な国王だと思う」と語った。特に、ホルムズ海峡の安全確保に向けた軍事支援要請を、英国をはじめとする北大西洋条約機構(NATO)の主要加盟国が拒否したことへの失望感を改めて示し、「もし彼(チャールズ3世)がその件を任され、彼の判断に委ねられていたなら、イラン問題でわれわれを助けていただろう」と主張した。「ウクライナ問題についても、われわれの提案に従っていただろう」とも述べた。
チャールズ3世国王は前日の演説で、米国同時多発テロ(9・11)の際にNATO加盟国が共同対応に乗り出した事例などを挙げ、「過去80年間、われわれを支えてきたすべてを無視してはならない」とし、米国と欧州の「大西洋同盟」の重要性を強調した。トランプ大統領がNATOに対し「安全保障ただ乗り論」を主張し、最近はホルムズ海峡支援拒否を理由に「NATO脱退」の可能性にまで言及するなど、第2次世界大戦後80年以上にわたり西側世界が築いてきた大西洋同盟が、トランプ政権発足後に亀裂の様相を見せていることへの懸念と警告のメッセージと受け止められている。
◇「プーチン氏、イラン関与望む…ウクライナ終戦のほうが良い」
トランプ大統領はこの日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談した事実も明らかにし、「彼(プーチン氏)は、われわれが望むなら(イランのウラン)濃縮問題に関与したいと言ったが、私はむしろウクライナ戦争の終結に関与するほうがはるかに良いと伝えた」とし、「私にとっては、そのほうが重要だからだ」と述べた。また、「プーチン大統領に、しばらくの間でも停戦を提案した。彼も応じる可能性があると思う」とし、「彼がその件について発表するかもしれない」と語った。
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