トランプ米大統領がイランとの戦争が始まってから1カ月を経過した先月26日(現地時間)、ホワイトハウスでの会議中に出席した閣僚らを眺めている。[EPA=聯合ニュース]
これに先立ちトランプ大統領はイランとの戦争開始以降、長官3人を相次いで更迭した。トランプ大統領への「忠誠派イエスマン」で構成された初期内閣が、戦争長期化の中で専門性不足など限界を露呈したのではとの見方が出ている。
◆ホルムズ封鎖中…「側近」海軍長官を更迭
米国防総省のショーン・パーネル首席報道官はこの日X(旧ツイッター)に「フェラン長官が政権を離れる。これは直ちに効力を発する」と投稿した。「辞任」と表現されたが、前日まで海軍のカンファレンスに出席して海軍の今後の推進課題を説明していたフェラン長官に対する事実上の「SNS解雇通告」だ。
フェラン長官が率いる米海軍は現在、イラン戦争の核心争点であるホルムズ海峡封鎖作戦を主導している。今回の人事は、イランによるホルムズ海峡封鎖を的確に予測・対応できず戦争が長期化した状況などに対する問責とも考えられる。
フェラン氏は軍の経験がない民間投資家だ。にもかかわらずトランプ大統領は莫大な資金が必要な過去の大統領選挙期間に核心後援者の役割をしたフェラン氏を海軍長官に任命した。長官になったフェラン氏はトランプ大統領のフロリダ州マールアラーゴリゾート近隣に住み、国防長官や国防総省の報告体系を無視してトランプ大統領と直接意思疎通をしてきたことが分かった。
◆報告体系無視した「直取引」…葛藤説提起
一部では大統領とのこうした「特殊関係」がヘグセス国防長官との葛藤を深めたという分析もある。政治メディアのアクシオスは「ヘグセス長官はフェラン長官がトランプ大統領と『直取引』したという点に不快感を表した」と報じた。
決定打は昨年末にトランプ大統領が自ら発表した「トランプ級」超大型戦艦プロジェクトだ。この計画はフェラン長官が「スケールと規模」を好むトランプ大統領を自ら説得して貫徹させたという。しかし軍専門家の間では「第2次世界大戦以降、海軍力の中心が空母などに移った状況を無視した時代錯誤的な発想」という酷評が出てきた。
ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、フェラン長官の直報告で決定したプロジェクトが大統領から通達されると、国防総省の高官らが不快感を示し、ヘグセス長官は海軍が担当してきた潜水艦関連業務を担当する職責を新設した。
フェラン長官の立場を制限しようとする措置だ。フェラン長官はヘグセス長官をはじめ、ファインバーグ副長官とも海軍の経営方式をはじめ人事問題などで衝突してきたと伝えられた。結局、ヘグセス長官は2日、ランディ・ジョージ陸軍参謀総長をはじめとする将校20人余りを解任し、フェラン長官までが更迭対象になった。
トランプ大統領、「陸・海軍首脳部」更迭…戦争中に「忠誠派内閣」の限界露出か(2)
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