我々は韓半島の平和を守らなければいけない。戦争の野火が韓半島に燃え移らないようにするためには北朝鮮問題を解決する必要がある。しかし急げば北朝鮮が実質的な核国家と認定される確率だけが高まる。核兵器に対するトランプ大統領の執拗な態度を考慮すると、イラン戦争を終わらせたトランプ大統領の関心が北朝鮮に移ってくることも考えられる。しかし交渉を焦ると北朝鮮に主導権を握らせることを彼はよく知っているはずだ。したがって北朝鮮核問題の解決が米国の優先順位になる可能性は現在のところ制限的だ。逆にトランプ大統領があまりにも積極的であっても問題だ。まだ熟していない雰囲気により彼が味わう挫折感が、韓半島での軍事的衝突を示唆する形で表出することもあり得る。トランプ政権1期目のように「炎と怒り」という言葉が出てくるだけでも、この危険な時代には韓国経済が直撃弾を受けることになりかねない。我々は「戦略的機会」を待つのがよい。地政学や北朝鮮内部の変化で機会の入り口が開かれる時、これを交渉の契機にする準備を徹底しなければいけない。
我々はトランプ大統領の取引的傾向に表れる問題点を補完することが求められる。地政学的連鎖反応を過小評価し、「先に実行、後に考察」というパターンがそれだ。その例として、2018年のシンガポールでの米朝首脳会談直後に彼が断行した対中国関税引き上げは対北朝鮮制裁に協調的だった中国の離脱を招いた。したがって我々は北朝鮮交渉の進入時点だけでなくその過程と結果まで全過程のロードマップを準備して米国と意思疎通をする必要がある。交渉開始時点をあまりにも早く定め、交渉さえ始まれば結果は出てくるという楽観的な判断で非核化の機会を逃した過去の政権の失敗を繰り返してはならない。
「平和的な二つの国家」を南北関係の目標にしようという主張にも惑わされてはいけない。歴史は非正常国との平和は持続的でないことを証言する。北朝鮮問題は解決しなければならず、自ずと消えるものではない。蓄積されればより大きな危険と変動性として我々に近づく。混沌の時代であるほどトランプ大統領と北朝鮮、そして地政学の関数を同時に読み解く立体的な洞察こそが、我々の生存を担保する。
キム・ビョンヨン/ソウル大客員教授・経済学
【中央時評】イラン戦争に映る北朝鮮の影(1)
我々はトランプ大統領の取引的傾向に表れる問題点を補完することが求められる。地政学的連鎖反応を過小評価し、「先に実行、後に考察」というパターンがそれだ。その例として、2018年のシンガポールでの米朝首脳会談直後に彼が断行した対中国関税引き上げは対北朝鮮制裁に協調的だった中国の離脱を招いた。したがって我々は北朝鮮交渉の進入時点だけでなくその過程と結果まで全過程のロードマップを準備して米国と意思疎通をする必要がある。交渉開始時点をあまりにも早く定め、交渉さえ始まれば結果は出てくるという楽観的な判断で非核化の機会を逃した過去の政権の失敗を繰り返してはならない。
「平和的な二つの国家」を南北関係の目標にしようという主張にも惑わされてはいけない。歴史は非正常国との平和は持続的でないことを証言する。北朝鮮問題は解決しなければならず、自ずと消えるものではない。蓄積されればより大きな危険と変動性として我々に近づく。混沌の時代であるほどトランプ大統領と北朝鮮、そして地政学の関数を同時に読み解く立体的な洞察こそが、我々の生存を担保する。
キム・ビョンヨン/ソウル大客員教授・経済学
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