17日、イラン・テヘランで開かれた親政府集会で、イランのバシジ民兵隊所属の女性隊員が銃とイラン国旗を持っている。[AP=聯合ニュース]
今回が最高のタイミングの取引時点だとトランプ大統領を説得した当事国があったという点ももう一つの類似性だ。イラン戦争が始まった背後にはイスラエルのネタニヤフ首相がいたという。2018年に北朝鮮核交渉が開かれたのには文在寅(ムン・ジェイン)政権の対北朝鮮特使の役割があった。ネタニヤフ首相や対北朝鮮特使が伝えた特級情報はこれほどの「戦略的機会」は二度とないというトランプ大統領の取引本能を刺激した。しかし非核化のためにイランと北朝鮮に適用された方法は全く違った。北朝鮮とは交渉をしたが、イランには軍事力が動員された。トランプ政権2期目は通常の米政権と比べて武力を自由に使う。この点が相手国には大きな圧力として作用するだろうが、これを眺める者には懸念を抱かせる。個別取引には効果的かもしれないが、世界秩序に及ぼす影響は否定的である可能性のためだ。
イラン戦争は世界の軍事的衝突の可能性を増加させた。韓国戦争(朝鮮戦争)からロシア-ウクライナ戦争までの70年間、強大国が介入した戦争は10回ほど、すなわち7年に1回だった。ところがこの4年間には2つの戦争がロシアの侵攻と米国の介入で起きた。頻発する戦争は軍事力使用に対する政策決定者の心理的抵抗感を低め、戦争をより容易に選択させる。意図せず戦争がもう一つの戦争に波及することもある。2023年10月にハマスがイスラエルを攻撃した当時、この挑発がイスラエルとイランの全面戦争に飛び火すると予想する専門家は少なかった。ところが今では米国までが介入する戦争になってしまった。このように戦争は拡大するリスクを内包する。経済を武器化して軍事力まで動員する行動が日常化する瞬間、世界はさらに危険になる。今がまさにそのような時代だ。この危険な戦争の波はここで終わるだろうか。それとも巨大なサイクルになって韓半島(朝鮮半島)にも直接影響を及ぼすだろうか。
【中央時評】イラン戦争に映る北朝鮮の影(2)
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