歌手兼女優のナナ。[ニュース1]
21日、議政府(ウィジョンブ)地裁南楊州(ナミャンジュ)支院第1刑事部〔金国植(キム・グクシク)部長判事〕は、強盗傷害の罪で拘束起訴された30代男性Aに対する3回目の公判を開いた。この日の裁判には、被害者であるナナと母親が証人として出廷した。
出廷前、ナナは取材陣と会い、「清心丸を飲んで来た。とても緊張している。気持ちを落ち着けて来ようとした」と話した。
被告人Aが容疑を否認している状況について、ナナは「納得できない。私がこの場に来ていること自体が皮肉だ」とし、「正直に話せば、きちんとした判決が出るのではないかと思う」と語った。
法廷に入ったナナはAに向かって「楽しい?」と言い、「強盗なんかして、のうのうと歩き回れて楽しい? 私の目をしっかり見て。楽しいのかって聞いてるの」と怒りをあらわにした。
裁判部はナナに着席を求め、「お気持ちは分かるが、興奮した状態では裁判が円滑に進められない」と指摘した。
これに対しナナは「興奮せずにいられるわけがない」と答えた。その後、やや落ち着いた様子で証言を続けた。
ナナは事件当時の状況について、「母のうめき声と男の荒い息遣いが聞こえた」とし、「危険を察知して、できるだけ慎重に外へ出た。その姿を目撃した時、とても興奮した状態だった。早く行って母とあの男を引き離さなければという思いしかなかった」と証言した。
続けて「刃物を持っているとは想像もしていなかった」とし、「犯人が刃物を握っているのを見て、何をするか分からないと思い、本能的に身を守った」と話した。
ナナは「私が振り回した刃物で首にけがを負い、血を流していたAは、『悪かった、申し訳ない、助けてくれ』と言っていた」と当時の状況を伝えた。
また「強盗の様子を見て、まずは相手を落ち着かせなければならないと思い、話を聞こうとした」とし、「刃物を持って来たこと自体が危険だと判断し、母に警察へ通報するよう声を出さず口の動きで伝えた」と述べた。
ともに証人として出廷したナナの母親は、当時の状況について、「飼い犬がほえる声を聞いて居間へ出ると、ベランダ側から被告人が刃物を持って入って来ていた」とし、「ドアを閉めて防ごうとしたが、力に押されて家の中へ入って来た」と話した。
続けて「被告人が両腕で首を絞めた」とし、「その瞬間、部屋にいる娘のことしか頭になかった」と証言した。そして「その時はほとんど失神状態で、娘がいつ出て来たのか記憶がない」とし、「気がついた時には3人で一緒に刃物をつかんでいた」と述べた。
ナナの母親は現在の状態について、「リハビリ治療を続けており、かなり回復した」と明らかにした。
Aは昨年11月15日午前、京畿道九里市峨川洞(クリシ・アチョンドン)のナナの自宅に侵入した後、凶器でナナと母親を脅し、金を奪おうとした疑いが持たれている。
捜査の過程でAは、ナナを殺人未遂および特殊傷害の容疑で逆告訴したが、警察はナナの行為は正当防衛に当たるとして「嫌疑なし」で不送致とした。その後、ナナはAを虚偽告訴の容疑で告訴した。
Aは今年1月の初公判で、住居侵入は認めた一方、自分が一方的に暴行を受けたとして、容疑の大部分を否認した。
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