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「携帯電話を置いて消えた」…米国の核・宇宙科学者、謎の連鎖失踪・死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

マイケル・デビッド・ヒックス氏(左)と銃撃で死亡した核物理学者のヌーノ・ロウレイロ氏。2人とも米航空宇宙研究分野で活動した科学者だ。 [ニューズウィーク ホームページ キャプチャー]

米国で核・宇宙研究に関連する科学者や研究員およそ10人がこの数年間に相次いで死亡または行方不明となり、事件の関連性をめぐる疑惑が深まっている。一部の行方不明者は携帯電話や私物を自宅に置いたまま姿を消すという共通点も見られ、波紋が広がっている。

18日(現地時間)、米政治専門メディアのザ・ヒルやニューズウィークなどによると、トランプ大統領は一連の事件について「非常に深刻な事案」と評価しながらも「偶然であることを願う」と述べた。ホワイトハウスは関係機関と協力して状況の把握中だ。


まず、連邦捜査局(FBI)が捜査を引き継いで各事件間の因果関係の解明に着手した。FBIのパテル長官は「各事件は性質や管轄が異なるが、情報を集めて機密への接近、外国勢力の関与の可能性などを分析する」と明らかにした。捜査には米エネルギー省や国防総省も参加している。


政界も動いている。下院監視委員会のジェームズ・コマー委員長は「単なる偶然である可能性は低い」とし「国家安全保障への脅威と見なし、最優先で調べている」と述べた。議会はFBIや米航空宇宙局(NASA)など4機関に対し、関連資料の提出を要求した。

事件は2023年にあったNASAジェット推進研究所(JPL)所属の物理学者マイケル・デビッド・ヒックス氏の死亡以降も続いた。2025年12月にはマサチューセッツ工科大(MIT)の核物理学者ヌーノ・ロウレイロ氏が自宅で射殺され、2026年2月にはカリフォルニア工科大の天体物理学者カール・グリルメア氏も自宅で殺害された。

製薬会社ノバルティスの研究員ジェイソン・トーマス氏は2025年12月に行方不明となり、2026年3月に湖で遺体で発見された。フランク・マイウォルド氏ら一部の研究者も死亡したが、死因は公表されていない。

失踪も続いている。退役空軍少将ウィリアム・ニール・マッカスランド氏は2026年2月、自宅を出てから行方不明となり、携帯電話や眼鏡を自宅に置いたままだった。JPL出身の航空宇宙エンジニア、モニカ・レザ氏は2025年6月、登山中に同行者からわずか数メートルの距離で姿を消した。

ロスアラモス国立研究所の関連人物も含まれている。行政職員のメリッサ・カシアス氏と元職員のアンソニー・チャベス氏はそれぞれ2025年に自宅付近で行方不明となり、核関連施設に勤務するスティーブン・ガルシア氏も同年8月以降、行方不明だ。

ザ・ヒルはこれら人物の多くが核兵器・宇宙・防衛研究、または政府の機密プロジェクトに直接的・間接的に関与していたと伝えたが、捜査当局は現時点で事件間の直接的な関連性は確認できていないとしている。



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