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死を避けなかったハメネイ…金正恩がイラン戦争で注視した場面(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

16日、イスラエルのアイアンドームがレバノン国境地帯でヒズボラが撃ったロケット砲を迎撃している。[写真 ロイター=聯合ニュース]

そのような中でイランのドローンとミサイルの集中砲火は米国とイスラエルのように軍事的能力の良い国を攻撃するとても効果的な方式であることが明らかになった。北朝鮮もまた、韓国の独自ミサイル防衛システムや在韓米軍の防空システムもやはり飽和攻撃と欺瞞のドローン・ミサイル混合攻撃の前には限界があると判断するだろう。これを契機に北朝鮮がドローン、ミサイル、そして大砲など、多種、低価格、大量の武器で高価値標的攻撃を試み、敵に相当な費用を課す飽和戦略を好む可能性が大きくなった。

この過程でイランは北朝鮮も保有する武器システムを使ったが、その性能とこれに対する米国の迎撃・対応能力は北朝鮮の立場で非常に有用な観戦ポイントだ。イランは北朝鮮に固体燃料技術と機動再突入体技術を移転したとされる。また、北朝鮮はイランのシャヘド136の技術をロシアを通じて間接的に受け継ぎ自爆ドローンを生産している。イランのミサイルや自爆ドローンの性能とこれに対する米国の対応を分析し教理発展に活用するだろう。


さらにイランは米国に抵抗するために米国の同盟国を攻撃することにより戦争を地域次元に拡散した。これは敵の戦争意志を拒否し戦争持続に対する名分を折るためだった。これを見て金正恩はインド太平洋地域の北朝鮮の射程距離内にある米国の同盟国と米軍基地に対する攻撃体制を整えなければならないと考えるだろう。北朝鮮はイランと違い核を持っているため、イランよりも有効に米国と同盟国を分裂させることができる。


◇戦争の出口

戦争は勝つことよりだれが相手を先に止めさせるかで帰結する。米国はイランに勝っているというが、イランよりも熱心に戦争の出口を探している。米中首脳会談、北中米ワールドカップなど米国はイラン問題のほかにも取りまとめるもの、そして失ってはならないものが多いためだ。さらに米国が出口として提示した協議案はとても野心に満ち、イランとの合意は容易でなさそうだ。イランも持ちこたえるのが難しいが、時間が米国の味方でないことは明らかに見える。

北朝鮮の立場でも北朝鮮に不利な協議案を受け入れる前に、限定的衝突と緊張状態を維持して米国に耐えがたい戦争費用を長く負担させることが有利と考えるかもしれない。さらにイランと違い北朝鮮が第二撃能力を備えることができるなら、米国本土打撃威嚇で米国の戦争中断と北朝鮮に有利な交渉をさらに強く圧迫できると信じるだろう。

幸いに現在の韓半島(朝鮮半島)で中東のような戦争が現実化する可能性は小さい。北朝鮮が得た教訓が紛争や戦争開始を自制するのに寄与することを望む。しかしそう望むばかりにはならない。その教訓はさらに精巧な挑発、さらに計算された衝突、そしてさらに長期的な消耗戦を準備する方向につながるかもしれない。万が一にも起きる戦争で韓国が優勢にするなら、韓国も北朝鮮が学習するほどの教訓を見逃してはならないだろう。

チョン・ギョンジュ/韓国国防研究院研究委員


死を避けなかったハメネイ…金正恩がイラン戦争で注視した場面(1)

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