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死を避けなかったハメネイ…金正恩がイラン戦争で注視した場面(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米国海軍の強襲揚陸艦トリポリで米海兵隊のステルス戦闘機F35Bが出撃準備を終え待機している。[写真 米中央軍司令部]

2月28日に始まった米国とイランの戦争はまだ終わっていない。金正恩(キム・ジョンウン)は何を学んでいるだろうか。核を保有したことを幸いだと考えたこと以外にも、気づいたことはとても多いと思う。戦争の始まりから現在までの過程を振り返り、筆者が金正恩ならば学習するだろう教訓を書いてみた。

◇戦争の始まり


イランとの戦争は米国の過度な自信と勝利の可能性で始まった。北朝鮮はプーチン大統領の予想と違い4年が過ぎても終わらないロシアのウクライナ戦争を見ながら、優れた情報力を持っているロシアでも大きく誤認する可能性があることを目撃した。ところが今回は米国ですらどれだけ深く誤判断のどん底に陥るのかを確認した。トランプ米大統領の考えと違い、イランとの戦争はホルムズ海峡が封鎖され中東地域の米軍基地が多数攻撃されるなどコントロール可能な範囲を超えた。


これは金正恩に戦争の決意にはより慎重を期さなくてはならないという教訓を与える。反対に、イランにした通りに米国が北朝鮮との戦争を容易だと考え北朝鮮を攻撃する可能性を排除できないことも教訓としなければならないだろう。

◇首脳部斬首

今回の戦争を契機に、米国が一時「悪の枢軸」とよんだ3カ国のうち北朝鮮を除く2つの国、すなわちイラクとイランの最高指導者がいずれも米国の軍事攻撃により除去された。彼らの死はそれぞれ金正日(キム・ジョンイル)と金正恩の肝を冷やしただろう。

米国がイランにしたように、北朝鮮に対する精密攻撃を決意する場合、北朝鮮はこれを正確に予測しにくいということを認識しただろう。これに伴い、危機の兆候が見える場合に北朝鮮がむしろもっと早い段階で先制攻撃することにより敵の作戦を難しくすることが有利だと判断できる。また、攻撃にともなう被害を最小化できるようにする要塞化作業、そして攻撃兆候を把握できる偵察、早期警報、探知機能の強化にさらに執着しなければならないという教訓を得ただろう。

ところが米国とイスラエルの攻撃を予想したが、イランのハメネイがこれを避けられなかった点も金正恩に意味深長だ。攻撃時期を正確にはわからなくても、中東に集結した米国の武器はそれが遠くない未来にあるかもしれないと予告した。それにもかかわらず、ハメネイは住居を移して潜伏する代わりに日常的な業務を遂行した。これは結果的に支持者に彼の死を名誉に思わせ、息子への継承に相当な正当性を付与した。

◇防御と反撃

ハメネイの死後、イランは核を持つ米国とイスラエルを恐れることなく猛攻撃した。これで米国とイスラエルが構築した防空網の脆弱性が如実に露出し、戦争は手が付けられないほど拡大した。この前からイスラエルの核兵器使用の可能性が提起され始めたが、依然として米国とイスラエルの核使用の可能性はとても低く評価する。これを見て金正恩は、核は抑止には役立つが、先に使うのはかなり難しいオプションであることを改めて悟っただろう。


死を避けなかったハメネイ…金正恩がイラン戦争で注視した場面(2)

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