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米国の勝戦公式が再稼働…トランプ大統領が「海上封鎖」を選択した理由(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

15日(現地時間)、イランの首都テヘランの風景。「ホルムズは永遠にイランの手に」と書かれた宣伝物の下を市民が歩いている。 [EP=連合]

対イラン海上封鎖によるリスクも存在する。国際原油価格市場を刺激して世界的なインフレを招き、外部からの強い圧力がイラン民族主義を刺激し、国民的結集を強めるおそれもある。また、広大な海域を長期間封鎖することによる艦隊戦力維持の負担、イランの地対艦ミサイル・自爆ドローン・海上機雷攻撃などへの露出危険性、選別的封鎖に伴う中国など非友好国の船舶の拒否などが問題点に提起されている。

しかし海上封鎖による危険性より戦略的利益がはるかに大きいため、米国は海上封鎖を維持する可能性が高い。そのための名分として、米国は海上封鎖がイランにホルムズ海峡開放を強制する、避けられない措置であることを国際社会に強調するだろう。イランがホルムズ海峡を開放すれば、米国はいつでも海上封鎖を解除すると明らかにし、海峡封鎖の責任をイランに転嫁するはずだ。


米国はイラン政権・国民に対する全方向的認知戦を強化するとみられる。イラン政権と革命防衛隊には「完全に敗北した」「完全に封鎖された」というメッセージとともに、制裁解除や戦後復興支援などのニンジン策を多様な形態で提示し、内部分裂を誘導するだろう。そしてイラン国民には政権の無能を浮き彫りにし、国民的結集を妨害して反政府勢力の活動空間を用意しようとするはずだ。


また、米国は長期海上封鎖に対応した軍事的措置も併行していくと考えられる。長期封鎖による軍事的負担は意外にも大きくないかもしれない。イラン海軍はすでに無力化し、戦闘力の発揮が難しい。半面、米海軍は2018年から推進してきた「幽霊艦隊(Ghost Fleet)」プロジェクトの一環として大規模な無人艦艇と無人潜水艇を開発して運用するなど強大な戦力を保有している。イランの射程距離の外に海上封鎖船を形成し、多様な有人・無人合同戦力を活用してきめ細かな封鎖網を維持する場合、時間はイランよりも米国側となる可能性がある。迅速な終戦合意が最も望ましいが、長期化の可能性にも備える必要がある。


米国の勝戦公式が再稼働…トランプ大統領が「海上封鎖」を選択した理由(1)

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