先月24日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が国民向けに演説している。[X キャプチャー]
ネタニヤフ首相は15日(現地時間)、安全保障関係閣僚会議後に発表した映像メッセージで、「イスラエル軍はヒズボラに対する攻撃を継続しており、南部の要衝ビント・ジュベイルは陥落寸前だ」と明らかにした。
「ヒズボラの首都」と呼ばれるビント・ジュベイルを事実上完全に制圧し、拠点を無力化すると説明した。
軍事的統制権の拡大に関する具体的な指示も示された。ネタニヤフ首相は、イスラエル軍の保安区域を東側のヘルモン山の斜面まで拡大するよう軍に命じた。
これはレバノン南部からシリアとの国境地域まで統制権を拡大する意図があるとし、国境地域のドゥルーズ共同体を保護するための措置だと付け加えた。
国際社会による停戦交渉の圧力に対しては、「力による平和」を強調した。
ネタニヤフ首相はレバノンとの交渉が進行中であることを認めつつも、「こうした会談はわれわれが非常に強くなったからこそ可能だ」とし、交渉の目的がヒズボラの解体と恒久的な平和の実現にあることを明確にした。
米国とイランの停戦交渉に関しては、米国との緊密な連携を強調した。
ネタニヤフ首相は「イランの濃縮ウランの除去と核能力の破壊、ホルムズ海峡の再開放という目標において、米国とイスラエルの立場は完全に一致している」と述べた。
ただし、交渉の結果を予断するのは時期尚早だとしたうえで、合意が失敗した場合には直ちに戦闘を再開できるように、あらゆるシナリオに備えていると警告した。
こうした発言は、イスラエル軍参謀総長がレバノンとイランに対する新たな戦闘計画を承認した直後に出された。
これは外交交渉が進む中でも、イスラエルが軍事的圧力を維持し、現場での主導権を最後まで握り続ける戦略とみられる。
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