マルタ船籍の超大型原油タンカー(VLCC)「アギオス・ファノウリオス・ワン(AGIOS FANOURIOS I)」の航跡。[写真 マリン・トラフィック キャプチャー]
船舶追跡サイト「マリン・トラフィック(Marine Traffic)」は、マルタ船籍の超大型原油タンカー(VLCC)「アギオス・ファノウリオス・ワン(AGIOS FANOURIOS I)」が15日(現地時間)、海峡を通過して西側に向かったと明らかにした。
イラン時間を基準に同日午前0時58分ごろ、この船の自動識別装置(AIS)の状態が「停泊中」から「機走中」に変わり、午前5時21分ごろに海峡を通り抜けたことが確認された。
同船は同日午前6時6分ごろにペルシャ湾に進入し、16日にイラクのバスラに入港する予定だとマリン・トラフィックは説明した。
ロシアの日刊紙イズベスチヤは、同船がオマーン湾に停泊したまま約2日を過ごした後、2度目の通過試行で海峡を通り抜けることができたと伝えた。
これに先立ち、米国の対イラン軍事作戦を総括指揮する米軍中央軍(CENTCOM)は、ホルムズ海峡で13日午前10時(米東部時間)を期してイラン船舶に対する封鎖措置を開始した後、2日間で9隻の船舶がイランの港や沿岸へ回航したと発表した。
中央軍は「米国がイランの港に出入りする船舶の封鎖を施行してから48時間の間、米軍を通過した船舶は1隻もなかった」と主張した。
ただし、米国の日刊紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、船舶追跡情報会社のケプラー(Kpler)の海運データを引用し、13~14日の2日間でイランと関連のない船舶の海峡通過は12隻以上だと指摘した。
また、前日に米国当局者は封鎖直後の24時間の間、イランと関連のない中立的な商船が20隻以上海峡を通行したと述べたと、NYTとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。
この記事を読んで…