ドナルド・トランプ米大統領が12日(現地時間)、メリーランド州アンドルーズ統合基地に到着し、専用機エアフォースワンから降りて待機していた取材陣と会話している。[AP=聯合ニュース]
トランプ大統領は「レオは教皇としての本分に忠実に、常識的に行動すべきであり、急進左派に迎合するのをやめ、政治家ではなく優れた教皇になることに集中すべきだ」とも述べた。世界最大の大国である米国の大統領が宗教指導者を直接名指しして露骨な非難を浴びせたのは極めて異例だとの評価が出ている。
約1時間後、トランプ大統領は自身をイエスに見立てた人工知能(AI)生成画像も投稿した。画像の中のトランプ大統領は、イエスを描く際に一般に描かれる赤いチュニックをまとい、病人のように見える人物の額に祝福を与えるかのような姿勢を取っていた。
トランプ大統領の発言は、2月28日にイラン戦争が始まって以降、教皇が連日トランプ政権を名指しして鋭い批判を続けてきた中で出た発言だ。教皇は米国とイランの終戦交渉が進められた11日、サン・ピエトロ大聖堂で開かれた特別祈祷会で「神はいかなる戦争も祝福せず、爆弾を投下する者はなおさら祝福されない」とし、「自己と金に対する偶像崇拝はもうやめよう。権力の誇示はもうやめよう!戦争はもうやめよう」と述べた。また、7日にトランプ大統領がイランを圧迫する過程で「一つの文明社会が消滅するだろう」と発言したことについても、「容認できない」と直言した。
これに先立ち、米メディアのザ・フリープレスは7日、教皇庁関係者の話として「今年1月、米国防総省の高官らが教皇庁所属の高位外交官をペンタゴン(米国防総省庁舎)に呼び出し、『米国は軍事力で何でもできる。教皇庁は米国側に立つのが望ましい』との強い警告がなされた」と報じた。
論争が拡大すると、教皇は苦言を呈しつつ、事態の収拾に乗り出した。教皇は13日(現地時間)、アルジェリアに向かう専用機内で「『全能であるという妄想』への批判は、トランプ氏や特定の人物を直接攻撃する意図はない」とし、「論争には加わらない」との考えを示した。その一方で「すべての人が戦争を回避する道を模索するよう促すことをやめるつもりはない」とし、「私はトランプ政権を恐れてはいない」と付け加えた。
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