米海軍の艦隊防空用SM-6ミサイル RTX
イランとの戦争で米軍が相当な量のミサイルを使用したが、これを補充しようと動いている。4月3日、トランプ政権が1兆5000億ドルにのぼる2027会計年度国防予算案を発表した。予算案を分析した米国軍事メディアUSNIは、米海軍がトマホーク地上攻撃ミサイル785発(約30億ドル)とSM-6ミサイル540発(約43億3000万ドル)の購買を議会に要請したと報じた。これは2026会計年度のトマホーク55発(2億5800万ドル)とSM-6ミサイル166発(14億1000万ドル)と比べて大幅に増えた。
米海軍はイラン攻撃でトマホーク巡航ミサイルを使用した地上標的攻撃を担い、海上でイランが発射したドローンや巡航ミサイルを迎撃する防御任務も遂行したため大量のミサイルを使用した。
米海軍はトマホークミサイルの場合、2027会計年度に58発を、追加購買を通じて727発を購入する計画であり、SM-6ミサイルの場合、2027会計年度に106発、追加購買を通じて434発を購入する計画だ。
今回の予算は消耗した在庫を補充する目的のほか、海軍の核心戦力のである当該ミサイルについて業界に対し長期的な調達期間を提供するものとも解釈される。トマホークとSM-6ミサイルは共に高価で、技術的に複雑な武器だ。固体ロケットモーターや単一供給源部品といったボトルネックを伴うサプライチェーンを通じて生産されるため、生産企業にとっては安定した需要が重要となる。
米海軍はこのミサイルのほかSM-6が担当する弾道ミサイル迎撃能力を補完するため、陸軍が使用するPAC3 MSEミサイル405発の購買も要請した。陸上用ミサイルを海軍艦艇の垂直発射管に統合する作業はロッキードマーティンが自らの予算で始めてほぼ終えた状態だ。
米陸軍は2027会計年度にPAC3 MSEミサイル2798発を注文する予定であり、米陸軍と海軍を合わせてPAC3 MSEミサイル注文量は3200発を超えた。2026会計年度には陸軍が233発、海軍が12発を注文した。
チェ・ヒョンホ/ミリドム代表/軍事コラムニスト
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