焼けた乗用車。[写真 洪城消防署]
大田(テジョン)高裁は10日、殺人容疑で起訴された60代の男の控訴を棄却し原審と同じ懲役7年を宣告した。
男は昨年6月2日に忠清南道洪城郡(チュンチョンナムド・ホンソングン)の貯水池に車を止め、妻に睡眠導入剤を服用させて眠らせ車のドアを閉めて火を付け殺害した容疑を受けている。
男は自身も一緒に自殺するつもりで睡眠導入剤を飲んで車に火を付けたが、犯行直後に自ら逃げだし軽いやけどを負った。
調査の結果、妻は約8年にわたりパニック障害などを煩っており、男は犯行約1カ月前から勤務先の職場を辞めて妻の看護をしていた。
この過程で男は妻の状態が悪化すると心中を決意し、あらかじめ犯行道具を購入するなど犯行を計画したことがわかった。
男は妻の同意を受けて死なせたことで殺人罪は成立しないと主張したが、原審裁判所は家族の接見対話内容で男が「被害者の同意はなかった」という事実を何回も自ら認めた点などを理由にこの主張を受け入れなかった。
控訴審で裁判所は「被告は長く被害者と人生をともにしたが深刻な苦痛を味わい命を終えなければならなかった」としながらも「長期間被害者を実質的に看護した点は有利な情状として考慮し、被告人と被害者の子どもが善処を嘆願してはいるが原審と比べ量刑条件の変化はない」として男の控訴を棄却した。
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