先月11日(現地時間)、ホルムズ海峡付近のペルシャ湾に浮かぶ貨物船の様子。[ロイター=聯合ニュース]
イランの高官筋が同通信に対し、「米国との休戦合意により、ホルムズ海峡を通過する船舶は1日15隻以下のみ許可する」と明らかにした。さらに「すべての船舶の移動は、イラン当局の承認と特定のプロトコル履行を前提に、条件付きで許可される」と説明した。
ホルムズ海峡の通航に関連するプロトコルは、前日に公開された代替航路の利用方針と、イラン革命防衛隊(IRGC)の統制措置を意味すると解釈される。
イラン側が提示した代替航路は、従来のオマーン領海を中心に形成されていた航路ではなく、軍事基地が位置するイランのララク島付近を通過する経路だ。イランのメディアが公開した海図では、従来の航路海域が「危険区域」と表示されている。
イラン政府はこうした方針をすでに域内の主要国に公式に通知したとみられると同通信は伝えた。
イランとオマーンの間に位置する幅約34キロメートルのホルムズ海峡は、世界の石油供給量のおよそ5分の1が通過する戦略的要衝だ。原油だけでなく肥料など主要物資の海上輸送が行われる中核的な通路でもある。戦争以前には1日約140隻の船舶がこの海峡を通過していた。
今年2月末に紛争が始まって以降、イランは同海峡を事実上封鎖しており、その影響で国際原油価格が急騰した。
今回の措置は、パキスタンで予定されている停戦交渉を前に、交渉力を高めるための戦略的な動きと分析されている。
タス通信は、この高官筋が「イラン資産の凍結解除も(休戦期間中)2週間以内に必ず履行されなければならない重要な保証措置だ」と言及したと伝えた。この高官筋はまた、「米国は2週間の間、中東で駐留兵力を増強してはならない」とし、「(イランは)ウラン濃縮に関して合意された内容を厳格に順守している」と強調した。
国際社会が核プログラムなどを理由に凍結したイランの海外資産規模は、約1000億ドル(約16兆円)と推定されている。
一方、イランはイスラエルによるレバノンのヒズボラに対する空爆が続いていることを受け、レバノンも休戦対象に含まれると主張している。これに対し、米国とイスラエルはレバノンは休戦範囲に含まれないとの立場を維持し、攻勢を続けている。
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