ドナルド・トランプ米国大統領が今月6日(現地時間)、ホワイトハウスのブリーフィングルームで記者会見を行っている。[EPA=聯合ニュース]
トランプ氏は8日(現地時間)、トゥルース・ソーシャルに「ウラン濃縮はこれ以上行われない。米国はイランに埋まっている(B-2爆撃機による)核の『粉塵』を掘り起こして除去する」と投稿した。これは、米国が昨年6月、B-2に搭載したバンカーバスター爆弾で空爆したイランの核施設3カ所からHEUを除去する意向を示した。ピート・ヘグセス国防長官は「(イランが引き渡さなければ)われわれが直接持ち出す」と述べ、軍事作戦の可能性にも言及した。
米国が核兵器製造の主要材料であるHEUに執着するのは、これを確保すれば「核の脅威を除去した」という成果として掲げられるためだ。これはトランプ氏が重視する「バラク・オバマより高い成果」にもなる。2015年、オバマ政権はイランと核合意(JCPOA)を締結し、イランの濃縮の権利を認める代わりに、濃縮レベルを3.5%に制限した。トランプ政権が仮にHEUの確保およびウラン濃縮の全面禁止を実現すれば、オバマ氏を上回る成果とアピールできる。梨花(イファ)女子大学の朴元坤(パク・ウォンゴン)教授は「2018年にJCPOAを破棄し、ウラン濃縮の権利は一切認めるべきではないと主張してきたトランプ氏にとって、HEU問題を解決しなければ戦争勝利を宣言するのは難しい」と述べた。
イランもトランプ氏の意図を見抜いており、両国がHEUの提供を交渉カードとして用いる可能性があるとみられる。英紙ガーディアンによると、両国は戦争以前の交渉で、60%まで濃縮された440キログラムのHEUを除去することについて共通認識に達していたとされる。
この記事を読んで…