3月7日、イランがホルムズ海峡を封鎖する中でオマーンのマスカット海岸にタンカーが停泊している。[写真 ロイター=聯合ニュース]
ビロル事務局長は8日、独紙南ドイツ新聞とのインタビューで、エネルギーインフラが大規模に損傷し、復旧と再稼働には時間がかかるとしながら「エネルギー供給と関連した影響を数カ月、さらに数年が感じることになるだろう」と話した。
彼は欧州の場合、ホルムズ海峡が完全に再開放されなくても4月までは大きな問題なく持ちこたえられると話した。しかしさらに数週間過ぎればディーゼルと灯油の供給がはるかに厳しくなり航空交通に支障が出ると予想した。
前日の停戦発表により国際原油価格が20%近く急落したが、ポーランドやドイツなど欧州各国は不確実性が相変わらずだとみて価格抑制策を維持することにした。
ポーランドのトゥス首相は「これまで紛争に関与した政治家らの行動と発言を考慮すると今後数週間の見通しをとても慎重にみている」としてガソリンスタンドの給油価格上限制と付加価値税引き下げを維持すると話した。
ドイツ政府のヒレ副報道官は、「ホルムズ海峡再開放には時間が必要で(戦争前の)2月の状況にすぐには戻らないだろう。終戦合意までは進む道が遠くいつでも相当な支障が発生する可能性がある」とした。
また、「現実的な期待を持たなければならない。原油価格がすぐに下がるよう望むのは無理」と話した。その上で、船舶保険料引き上げと停戦議論で言及されるホルムズ海峡の通行料などが市中の原油価格に負担を与えると評価した。
ドイツは1日からガソリンスタンドの給油価格を1日1度だけ引き上げられるようにしたが価格上限は定めていない。このためこの日基準でディーゼルは1リットル当たり平均2.471ユーロ(約475円)、ガソリンは2.208ユーロで連日過去最高を更新している。
海運業界は停戦にもかかわらず、安全問題からすぐにホルムズ海峡を通過するのは難しいとみている。
ドイツの海運会社ハパックロイドはホルムズ海峡の航行が正常に戻るのに6~8週間かかるとし、依然として船舶にホルムズ海峡を通過しないよう勧告している。
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