トランプ米大統領が6日にホワイトハウスで行った記者会見で銃を撃つようなポーズを取っている。[写真 AFP=聯合ニュース]
◇10日から協議…互いに「われわれが勝った」
トランプ大統領は停戦直後にNBCとのインタビューで「イランとの停戦合意は米国の完全な勝利」と述べた。「完全で完ぺきな勝利だ。100%だ。疑いの余地がない」という言葉も付け加えた。トランプ大統領は戦争を始めた主要名分だったイランの核能力と関連し、「濃縮ウラン問題は完ぺきに処理されるだろう。そうでなければ合意しなかっただろう」と主張した。
これに対しイラン最高国家安全保障会議は声明を通じ、「米国・イスラエルとの戦争で勝利した」とし、「イランが提示した10項目の終戦案を米国がすべて受け入れた」と正面から対抗した。自国世論を意識したものと分析される。
ただトランプ大統領の投稿には「10項目の終戦案は交渉が可能な基盤」という表現がある。イランの要求案にはウラン濃縮許容、ホルムズ海峡運航に対するイランの統制、域内すべての基地からの米戦闘兵力撤収、対イラン制裁緩和、戦争被害補償などが含まれたという。
◇双方とも名分必要…イスラエルも変数
終戦協議は10日にパキスタンのイスラマバードで始まる。核心争点はイランの核兵器保有禁止問題とホルムズ海峡の正常化方式になるものとみられる。
米国ではこれまでイランを相手にしてきたウィトコフ中東特使とトランプ大統領の娘婿のクシュナー氏をはじめバンス副大統領が参加する予定だ。CNNによると米国交渉代表団の目標は完全な終戦だ。長期化したイラン戦争のどん底から早く抜け出そうという意図だ。
イランもやはり終戦が目標だ。ただイランの終戦は相互不可侵の約束、平和的核利用とミサイル開発権利をはじめ、制裁の全面的解除などを前提とする。この機会に米国の圧力から完全に抜け出そうとする意図だ。この条件を貫徹するためにホルムズ海峡をカードとして活用する可能性が大きい。イラン側代表団の具体的な陣容は確認できていない。
一方、強硬論を展開してきたイスラエルのネタニヤフ首相は停戦決定を支持しながらもイランの支援を受けるレバノンの武装勢力ヒズボラを対象にした戦闘はこれと関係ないと主張した。このためもし2週間の交渉期間中に双方が溝を狭められない場合、止まっていた爆弾のタイマーはいつでも再びカウントダウンに突入する可能性があるとの見方が出ている。
米国とイラン、互いに「われわれが勝った」…時限爆弾88分残して劇的停戦(1)
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