サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地の衛星写真 [ロイター=聯合ニュース]
米CNNは2日(現地時間)、サウジのプリンス・スルタン空軍基地に配備されたAN/TPY-2レーダーが先月1日の攻撃で損傷したとみられると報じた。このレーダーは弾道ミサイルとドローンを探知するTHAADシステムの核心装備だ。
今回の中東衝突は米国とイスラエルによる2月28日のイラン攻撃で始まり、その後、イランは対抗して主要米軍資産を狙った打撃を続けている。プリンス・スルタン基地は3月の1カ月間に何度か攻撃を受け、27日の空襲では早期警戒管制機(E-3)と空中給油機が損傷して米兵10余人が負傷した。
CNNはイランがレーダーを集中打撃することで米国の空中脅威探知能力を弱化させる戦略を駆使していると分析した。実際、ヨルダンに配備されたAN/TPY-2レーダーも破壊され、軍通信施設とカタールの高価早期警報レーダーも被害を受けたという。
今回公開された衛星写真では、レーダーが従来の保管用テントの外に移動して露出した状態で攻撃を受けた状況が捕捉された。アンテナには焼けた跡が残っていて一部の構造物が破損した点も確認される。
AN/TPY-2レーダーは高価な装備で、米国防総省ミサイル防衛局によるとアンテナだけでも約1億3600万ドル(約217億円)にのぼる。
一方、この攻撃で米陸軍宇宙ミサイル防衛司令部所属の兵士1人が重傷を負い、治療中に死亡したと伝えられた。
米国防総省はその間、作戦の保安を理由にレーダーへの攻撃に関する言及を避け、今回の事案についても公式立場を明らかにしていない。
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