3月30日(現地時間)、イスラエル・ハイファの製油施設がイランの攻撃を受け、火災が発生した様子。ロイター=聯合ニュース
イランとレバノン武装組織ヒズボラは30日、イスラエルの産業都市ハイファを同時攻撃した。イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は「ハイファを含むイスラエル各地を爆撃した」と発表した。ヒズボラも声明を出し、「ハイファの海軍基地を狙ってミサイルを発射し、標的に命中した」と明らかにした。この日の攻撃で、バザングループが運営するハイファの製油施設の蒸留タンクがミサイル攻撃を受けた。ハイファ内の石油精製施設が攻撃を受けるのは今回で2度目だ。
戦争が継続する中で、イランとヒズボラ、イエメンの坂政府勢力フーシ派など、地域内の親イラン・反西側同盟である「抵抗の枢軸」勢力の結束が強固になっている。ブルームバーグ通信は同日、「イラン側がフーシ派に対し、戦争が激化する場合に備えて紅海を通過する船舶を狙った攻撃を準備するよう圧力をかけている」と報じた。フーシ派はこれに先立つ3月28日、イスラエルに向けてミサイルを発射し、参戦を公式化した。
ブルームバーグ通信は欧州諸国の当局者の言葉を引用し、「戦争が長期化するほど、フーシ派が紅海を狙う可能性がさらに高まるだろう」とし、「米国がイランの原油輸出の拠点であるカーグ島を掌握しようとすれば、フーシ派が攻撃範囲を拡大させる可能性がある」と分析した。イランがホルムズ海峡を封鎖した中で、フーシ派までが紅海を通航する船舶を阻止すれば、世界経済の不安定性はさらに高まりかねない。フーシ派は2023年のガザ戦争勃発後、パレスチナ支持を表明し、世界の海上原油物流量の約10%を占める紅海入り口のバブ・エル・マンデブ海峡で商船を攻撃した経緯がある。
イラク内の親イラン・シーア派民兵隊も動き出した。イラクのシーア派民兵隊は中東地域内の米軍施設を攻撃し、イランの代理軍の役割を果たしている。これに対し、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は29日の声明を通じて「イランを支持してくれたイラクの最高宗教指導者とイラク国民に感謝の意を表する」とした。イラクの最高宗教指導者、アリ・シスタニ師は、シーア派イスラム圏で最も影響力のある人物の一人に数えられる。
地域内の結束を強化する一方で、イランは周辺の中東諸国に対する無差別攻撃も続けている。イランは31日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ港に停泊中だったクウェートのタンカーに対する攻撃を敢行した。クウェート国営KUNA通信は「ドバイ港に停泊中だった超大型タンカーが、イランの直接的かつ悪意ある攻撃を受けた」と伝えた。ただし原油流出の被害はなかった。IRGCはUAE内の米海兵隊集結地に対する自爆ドローン攻撃も実施した。サウジアラビアやカタールなど、米軍基地がある国に対するイランのミサイル・ドローン攻撃も進行中だ。
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