韓国で借金返済が困難な限界世帯が、1年で約8万世帯増加した。
韓国銀行は26日、金融通貨委員会の金融安定会議で、このような内容をまとめた「金融安定状況」報告書を発表した。韓国銀行が定義する高リスク世帯とは、総元利金返済比率(DSR)が40%を超え、かつ総債務を総資産で割った比率(DTA)が100%を上回る世帯を指す。
昨年3月時点で韓国国内の高リスク世帯は45万9千世帯で、前年度(38万6千世帯)に比べて18.9%増加した。全世帯に占める高リスク世帯の割合は4.0%で、前年度(3.2%)より0.8ポイント増加した。彼らが保有する金融負債は96兆1000億ウォン(約10兆1662億円)で、全体の6.3%を占めている。高リスク世帯で20代から30代が占める割合は、昨年は34.9%で、2020年(22.6%)に比べて12.3ポイント増加した。中年層(40代~50代)と高齢層はそれぞれ53.9%、11.2%で、2020年(59.8%・17.6%)に比べて比率が減少したのとは対照的だ。
弱者層内でも格差が深刻だった。ソウルの高リスク世帯の平均DTAは昨年125.3%で、2024年(136.2%)より10.9ポイント低下した。住宅価格の上昇が資産価値を押し上げ、債務返済の余力が一部改善されたのだ。一方、地方の高リスク世帯のDTAは132.9%で、同期間(136.4%)に比べてわずかに低下したものの、依然として高い水準だった。昨年末の韓国銀行の推計(133.7%)は、むしろ再び上昇した。韓国銀行副総裁補佐のチャン・ジョンス氏は「金利が再び上昇すれば、脆弱部門の元本・利息返済負担はさらに増大せざるを得ない」と説明した。
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