トランプ米大統領が23日、メリーランド州のアンドルーズ基地に到着して取材陣に手を振っている。[写真 AP=聯合ニュース]
これに対しイランは対話はなかったと否認し、交渉の実体をめぐり混乱が生じている。ただ米国とイランの緊張緩和に向けた予備協議があったという状況はとらえられている。トランプ大統領が戦争犯罪になりかねないとの批判まで呼んだイラン発電所攻撃を撤回する名分を立てるため実質的な進展状況を誇張した可能性も提起される。トランプ大統領のメッセージが寝て起きれば変わる状況が続き混乱を加重させているとの批判も大きくなっている。
◇寝て起きれば変わるトランプ氏のメッセージ…混乱加重
トランプ大統領はこの日、テネシー州メンフィスでの演説で、「イランは米国と同盟国に対する威嚇を終わらせる最後の機会を得た。この機会をつかむことを望む」と話した。また、この日記者らと会い、イランと米国とも合意を望んでいるとしながらこの2日間でとても強力な交渉を進め主要合意点を持っていると明らかにした。
具体的な合意内容については「15件程度」とし、イランの核兵器放棄が最初だと話した。合意妥結時にはホルムズ海峡をただちに開放し、イランがウラン濃縮を中断し準兵器水準の60%濃縮ウラン約450キログラムを米国が回収するとも話した。
◇イラン「苦境脱するためのフェイクニュース」
しかしイランの反応は冷淡だった。イラン外務省報道官は「最近いくつかの友好国を通じ米国が戦争を終わらせるため交渉を要請するとのメッセージを受けており、原則的な立場に基づいて適切に答えた。この24時間に米国とはいかなる交渉や対話もなかった」と話した。
米メディアのアクシオスとポリティコなどで「トランプ政権の有力な交渉パートナー」と名指しされたイランのガリバフ国会議長も「米国とは何の交渉もしていない」とした。「金融・石油市場を操作し米国とイスラエルが陥った泥沼から抜け出すためフェイクニュースが利用されている」という主張だ。
イランは自国の核開発廃棄をめぐり米国との交渉の最中だった先月28日、そして昨年6月22日に米国が奇襲攻撃に出た前例を挙げ、今回の「交渉」発言もやはりまた別の一撃を控えて時間を稼ぐための煙幕戦術という疑いを消さずにいる。
トランプ大統領、イラン否定の中で交渉進展明かす…終戦の序幕か、一撃を控えた煙幕か(2)
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