米国のコメディアン、ビル・コスビー。 AP=聯合ニュース
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、ロサンゼルス郡第1審州裁判所の陪審員団は23日(現地時間)、コスビー被告が1972年にレストラン従業員のドナ・モトシンガーさんに性的暴行を加えたと判断し、1925万ドル(約30億5000万円)を賠償するよう評決した。
モトシンガーさんは、約50年前にコスビー被告が自身をスタンドアップコメディの公演に招待してワインと錠剤を渡し、その後意識を失ったと証言した。
モトシンガーさんは評決直後、「正義を取り戻すのに54年かかった」とし「他の被害女性たちにとっては終わったことではないが、彼女たちに対して少しでも助けになれば幸いだ」と明かした。
コスビー被告側は判決直後、容疑を全面的に否認し、控訴する方針を明らかにした。
コスビー被告が性犯罪事件に関連して巨額の賠償責任を負ったのは、今回が初めてではない。コスビー被告は2022年にも、当時10代だったジュディ・フースさんにわいせつ行為を行っていた事実が認められ、50万ドルの賠償金を支払っている。
コスビー被告は1980年代のシチュエーションコメディ『コスビー・ショー』などに出演し、「国民の父」「国民的コメディアン」と呼ばれた人物だ。
しかし、「#MeToo(ミートゥー)」運動以降、彼が約50年間に50人余りの女性に対して性犯罪を犯したという疑惑が相次いで浮上した。2018年に懲役刑を言い渡されたが、手続き上の問題により3年で釈放されていた。
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