ホルムズ海峡にあるアブムサ島で訓練するイランの革命防衛隊。[写真 EPA=聯合ニュース]
中東からナフサの供給を受ける石油化学企業は実際に供給を減らさなければならない状況に置かれた。石油化学企業のナフサ在庫は通常2週間分だ。ナフサの半分は韓国の石油会社から、半分は輸入するが、輸入分のうち中東からの量が半分を超える。麗川(ヨチョン)NCCなど石油化学企業は稼動率を大きく下げる形で持ちこたえているところだ。産業研究院のパン・ヒョンジ専門研究員は「ナフサ供給変動は基礎油類と合成樹脂、プラスチックなど後方製品生産費と需給に構造的な影響を及ぼすだろう」と指摘する。
通常は原油価格が上がれば石油会社は在庫価値が上昇しマージンが改善され利益増加を期待できるが、戦争が長期化すれば話が変わる。ホルムズ海峡以外のルートで求める短期現物価格が急騰し、運送費と保険料などが上がって原価負担が大きくなり精製マージンが大幅に低下するためだ。ここに政府が石油最高価格制に続き需給調整命令や輸出制限措置まで検討すると明らかにし石油業界の緊張度はさらに高まっている。
ただ石油化学業界はこれまで供給過剰による影響被害が続いていただけに生産さえ継続できるならば機会になるだろうという予想も出ている。エチレンやブタジエンなど石油化学製品の価格が急騰し以前より稼動率が低くなってもマージンは改善できるためだ。特にカタールやサウジアラビアなどがイランの攻撃により石油化学設備の稼動を一部中断し、中国もイラン産原油需給に影響が出て当分は石油化学製品の供給過剰が解消される余地ができた。KB証券のチョン・ウジェ研究員は「封鎖が続けば5月からは言い値が売り値になるだろう」と予想する。
「4月末からは本当に原油途絶える」…韓国の石油精製・石油化学企業にシャットダウンの恐怖(1)
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