北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と娘のジュエ氏が19日、北朝鮮軍の首都防衛軍団直轄の平壌(ピョンヤン)第60訓練基地で行われた歩兵・戦車兵分隊による協同攻撃戦術演習を双眼鏡で視察している様子。[労働新聞、ニュース1]
さらに「この戦車ほど自己防護能力が強い装甲兵器は世界的にも存在しない」とし「今後、わが陸軍にはこの優れた新型戦車が大々的に装備されるだろう」と付け加えた。
金正恩氏はこの場で戦争準備完成も改めて強調した。「わが軍の各級は高まった士気を少しも緩めることなく引き続きさらに高め、戦争準備完成の飛躍的成果につなげなければならない」と述べた。また「戦闘能力向上のための実戦訓練と訓練競技をより高い強度で、より多く組織・実施せよ」と指示した。
これに先立ち金正恩氏は2023年末の労働党全員会議で南北関係を「交戦中の敵対的な二国家」関係と規定して以降、事実上、韓半島(朝鮮半島)の赤化統一を意味する「領土完正」の意思を機会あるごとに示してきた。この日の発言は、こうした対南路線を現実化できる北朝鮮式CNI戦力を備えている点を誇示しようとする意図と解釈される。
この日の視察には金正恩氏の娘ジュエ氏も同行した。同紙が公開した写真には、ジュエ氏が運転する新型戦車に金正恩氏と主要軍幹部が乗り込んだ様子も含まれていた。ジュエ氏は第9回党大会以降、金正恩氏の軍事分野の公開活動に欠かさず同行している。先月28日と今月12日には、ジュエ氏が単独で狙撃銃を持つ様子や軍幹部らと並んで拳銃射撃を行う様子も公開された。
イム・ウルチュル教授は「ジュエ氏が銃を撃ち戦車に乗る姿を公開したのは、次期指導者が『現代戦にも精通した軍事の天才』であることを演出していく精巧な偶像化作業」とし「単なる視察者から『戦士』であり『指揮官』としてのイメージを構築しながら、革命継承のための段階を踏んでいるというメッセージを内外に発信したものだ」と評価した。
統一部のチャン・ユンジョン副報道官も同日の定例会見で「(ジュエ氏が)韓米合同訓練期間に報じられたすべての(北朝鮮の)訓練に同行した」とし「金正恩氏の後継内定に関しては情報機関の判断に留意しつつ、関係機関とともに動向を見守る」と述べた。
新型戦車にジュエ氏を同乗させた金正恩氏…「最強の兵器、戦争準備の完成」と強調(1)
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