グループBTS(防弾少年団)のカムバック公演を2日後に控えた19日、ソウル鍾路区(チョンノグ)光化門(クァンファムン)広場周辺のビルの電光掲示板にカムバック公演を知らせる広告が映し出されている。キム・ジョンホ記者
前日に公開される5枚目のフルアルバム『ARIRANG』と21日のカムバックショーは、Kヘリテージ、すなわち韓国の文化遺産を鮮明に刻み込もうとする様相を呈している。韓国特有の情恨をコンセプトとした『ARIRANG』の14曲を、世宗(セジョン)大王と李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像が立つ歴史的空間である光化門の舞台で披露する予定だ。約1時間にわたるカムバックショーは、米国スーパーボウルのハーフタイムショーを演出したプロデューサー、ハミッシュ・ハミルトンが総演出を務め、巨大OTTサービスのネットフリックス(Netflix)を通じて世界190カ国にライブ配信される。約3億人と推定されるネットフリックスの加入者のうち、同時接続数がどれほどになるか予測は難しいが、「同時に経験するライブイベントは強力な結束力と集団記憶を生み出す」(イ・ソンミン韓国放送通信大教授)との分析を踏まえれば、世界の人々にKヘリテージの記憶を刻む絶好の機会だ。光化門は、王と民が意思を交わした歴史空間(月台・ウォルデ)やろうそくデモの群衆が集結する民主主義の空間にとどまらず、Kカルチャーの地位を再確認する文化空間へと変貌する。経済効果も相当規模に上るとみられる。ブルームバーグはカムバックショーの経済効果を1億7700万ドル(約2700億ウォン、約282億円)と推計した。
光化門一帯には26万人以上が集まると見込まれている。海外のアーミーによる“聖地巡礼”はすでに始まっている。ソウル竜山(ヨンサン)にあるBTS所属事務所HYBE社屋周辺のカフェなどでは外国人ばかりが目立つとの声もある。鍾路・中区(チュング)一帯のテロ警戒レベルを引き上げ、6000人を超える警察を投入して安全管理を行うとしているが、安全に関しては過剰でも問題はない。李在明(イ・ジェミョン)大統領もSNSを通じて安全の確保と成熟した市民意識を呼びかけた。世界の人々は公演だけを見て帰るわけではない。安全で熱気あふれるカムバックショーは、私たち皆で作り上げなければならない。
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