2022年4月11日、ウクライナのルハンシク地域リシチャンスクで、BM-30スメルチ多連装ロケット発射機から発射されたと推定されるクラスター爆弾搭載300ミリロケットの不発弾が地面に刺さっている。[AFP=聯合ニュース]
こうしたクラスター爆弾の危険性のため2008年にドイツ、フランス、英国など欧州主要国を含む計120カ国が加盟した「クラスター爆弾禁止条約」が始まった。しかし米国とロシアをはじめ、イランやイスラエルなどは加入せず、実効性がないという分析だ。
◆イラン、最近クラスター爆弾の設計を高度化…イスラエルが緊張
クラスター爆弾による被害を最小化するためには、高い高度でクラスター爆弾を搭載した発射体を迎撃しなければならない。ひとまずクラスター爆弾が大気圏に進入すれば迎撃が難しいため、それ以前に防空網で迎撃する必要があるということだ。
問題はイランがクラスター爆弾設計を高度化している点だ。AP通信は「先週公開されたクラスター爆弾の映像を見ると、一部のイランのミサイルは高高度で爆発し、多くの軍事目標物よりはるかに広い地域に弾頭を散らすよう設計されたと分析される」と伝えた。また、イランがクラスター爆弾の大気圏再進入時に発生する高熱を耐えられるよう小型弾をコーティングする方法で設計を高度化しているという主張も提起されている。
イスラエルの短距離ミサイル防空システム「アイアンドーム(Iron Dome)」がクラスター爆弾に最適化された防御体系でないのも問題だ。イスラエル国家安全保障研究所のカリスキ研究員は「アイアンドームは短距離低高度で発射される小型ロケットを迎撃するよう設計されている」とし「発射体の中に入った数十個の小型爆弾が散った後、これを破壊するよう設計されたのではない」と話した。
このためにクラスター爆弾はイランの非対称戦力の核心に急浮上しているという評価を受ける。AP通信は「イランのクラスター爆弾はすでに限界に達したイスラエルの防空網に複雑で致命的な脅威を与えている」とし「当初、イスラエル当局はイランの攻撃と被害状況に関する情報の公開を避けてきたが、この数日間にクラスター爆弾の危険性を知らせることに注力している」と伝えた。
家の天井を突き抜けて降る鋼鉄の雨…イランが連日発射する「悪魔の武器」(1)
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