全羅南道新安(チョルラナムド・シナン)のあるバナナ農園。[写真 ロッテマート]
国内産バナナは最近、生産量が大幅に増えた。ロッテマートによると、2022年の年間国内産バナナ販売量は済州道(チェジュド)産0.5トンにすぎなかったが、今年は4トンの販売を予定している。気候変動で気温が上昇し、済州道に続いて全羅南道(チョルラナムド)の新安(シナン)までバナナの栽培地域が広がり、生産量が増えたおかげだ。農村振興庁によると、全羅南道の亜熱帯作物の栽培面積は2021年の988ヘクタールから、昨年は2400ヘクタールに増加した。
国内産の亜熱帯果実を求める需要も増えている。十分に熟してから収穫するため糖度や鮮度が高く、農薬の心配も少ないからだ。ロッテマートではバナナをはじめ、国内産のドラゴンフルーツやパッションフルーツといった熱帯果実の売上(前年比)は、2024年に13%、2025年に15%増加した。
ロッテマート・スーパー果実チームのヤン・ヘウォン商品企画者(MD)は「以前は国内産の熱帯果実といえば済州道産だけだったが、気温上昇により全南の新安・莞島(ワンド)など南海岸地域へと栽培面積が拡大している」とし、「高品質・鮮度を重視する消費者が亜熱帯果実も国内産を求めている」と伝えた。
一方、冬を代表する味覚であるタチウオ・イシモチ・ブリといった回遊性の魚種は、口にするのが難しくなった。水温が上がり、冬になっても南の海へやってこないためだ。韓国海洋水産開発院によると、1月のタチウオ生産量は1939トンで、前年同期より58%減少した。過去5年間の月平均量(4650トン)の半分にも満たない水準だ。
イーマートの関係者は「タチウオが好む水温は21度前後だが、高水温現象により冬でも25度を上回るため、より深い海や北の方へ散らばり漁場が分散して漁獲量が減った」とし、「買い付け産地の多角化や代替魚種など、対応に苦慮している」と話した。
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