16日、GTC2026の基調演説で次世代AIアクセラレータ「ベラルービン」を紹介するエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)。[写真 AFP=聯合ニュース]
エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が16日に米サンノゼで開かれた開発者カンファレンス「GTC2026」でサムスン電子に絶賛を送った。サムスン電子のブースを訪れフアンCEOは「行こうサムスン!とても立派なパートナーシップ」としながら賛辞を惜しまなかった。1年前には広帯域メモリー(HBM)供給競争で押されていたサムスン電子が反転に成功し、メモリー製造とファウンドリー(委託生産)を同時にする総合半導体企業の底力を見せたという評価が出ている。
基調演説に出たフアンCEOは、次世代言語処理装置(LPU)「Groq 3」を紹介しながら「生産を引き受けてくれたサムスンが本当にありがたい」という言葉を繰り返した。Groq 3は昨年エヌビディアが買収した推論用AI半導体スタートアップGroqの技術を基に開発した。7-9月期に出荷予定のGroq 3委託生産をサムスン電子が担当した。
エヌビディアは下半期に発売する次世代人工知能(AI)アクセラレータ「ベラルービン」にGroq 3LPUを搭載し、大規模演算はグラフィック処理装置(GPU)が、AI推論はLPUが担当する形で性能を最大化する計画だ。サムスン電子はベラルービンに使われる第6世代広帯域メモリー(HBM4)も供給している。サムスン電子はGTCにブースを構えて次世代AIメモリーである第7世代HBM4Eを初めて公開しエヌビディアと協力拡大に出た。フアンCEOはHBM4コアダイに「アメージングHBM4!」と書き込んだりもした。
サムスン電子ファウンドリー事業部長のハン・ジンマン社長は、「Groq3は現在平沢(ピョンテク)事業所で4ナノプロセスにより生産している」と話した。関連売り上げは下半期の出荷のため来年から業績に反映される見通しだ。
この日の演説でフアンCEOはオープンAIのような「AIネイティブ」企業の成長のおかげで「この2年間でコンピューティング需要が100万倍増加した」とし、AI学習・推論用半導体の需要増加によりエヌビディアも2025~2027年までの3年間に最小1兆ドルの売り上げを得ると予想した。また、あるアナリストがエヌビディアを「推論の王」と表現したとして自負心を示したりもした。
これまで半導体産業発展の公式とされてきた「ムーアの法則」は「もう動力を失った」とし、これからはGPUの計算能力を基にした「加速コンピューティング」が半導体の跳躍を牽引しなくてはならないともした。
インテル共同創業者のゴードン・ムーア氏が明らかにしたムーアの法則は、半導体チップに集積されるトランジスターの数が2年ごとに2倍に増加するという推論で、半導体研究開発に大きな影響を及ぼした。彼はエネルギー効率を上げた新たな中央処理装置(CPU)「ベラ」とベラルービンの次世代GPUである「ファインマン」などを紹介しながら宇宙データセンター用AIチップ開発計画も明らかにした。
19日まで開かれるGTCには1000件以上のAI関連講演と、ロボット、自動運転車、半導体など最新技術展示館が運営され190カ国から3万人以上の企業家、研究員が訪れると予想される。
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