12日、北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席が全国人民代表大会閉会式に参加している。[写真 ロイター=聯合ニュース]
中国は今年初めにトランプ大統領がベネズエラとイランを圧迫し始めると原油備蓄量を大きく増やした。1月基準で3~4カ月分の需要をまかなえる約12億バレルの原油備蓄を保有していると推定される。
◇中国「米国は誤った行動正すべき」
米国と中国は首脳会談を控え15日にフランスのパリでベッセント米財務長官と何立峰中国副首相が会い会談の議題を話し合った。ベッセント長官はレアアースなど中国産重要鉱物の供給を要請する一方、この席でも米国産石炭と石油、天然ガスの購入を強く要求したという。
中国側当局者は初日の交渉後に記者らに何も答えなかった。そして翌日に中国商務省は「中国はすでに米国に不満を提起し、米国が誤った行動をただちに正すよう促した」という内容の声明を発表した。事前協議が順調でないことを中国側が公式に認めた格好だ。
米共和党の戦略家マシュー・バートレット氏は会談延期と関連しこの日ブルームバーグに「レバレッジは持っている時は美しいが、持っていると思ったのに実際にはなかったなら残酷な状況になる」と話した。その上で「トランプ氏が中国に実際どれだけ影響力を行使できるのか不明だ」とした。中国を圧迫するカードがまともに作動しなかった可能性を示唆した言葉だ。
ロンドン大学中国研究所のスティーブ・チャン所長はニューヨーク・タイムズに「中国の観点から今回の決定はトランプ大統領の『力』ではなく『弱さ』を見せたもの。イランとの戦争は中国経済に打撃を与えかねないが、それだけ米国だけでなく米国の国際的能力と地位にはるかに大きな打撃を与えることになる可能性が高い」と指摘した。
今回の首脳会談は安定的な米中関係管理のモメンタムになるものと期待されてきた。しかし会談延期が確実視され、改めて会談が決まり実現するまで米中関係の不確実性が続く可能性が大きい。また、首脳会談延期でトランプ大統領の訪中を契機に実現するか関心を集めた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との会合もひとまず厳しくなった。
中国にホルムズ海峡への軍艦派遣求めたトランプ大統領…突然「首脳会談1カ月延期」(1)
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