ドミニカ戦に先発登板して力投する柳賢振(リュ・ヒョンジン) [聯合ニュース]
韓国マラソンの没落過程も経路が同じだ。1990年代に黄永祚(ファン・ヨンジョ)、李鳳柱(イ・ボンジュ)が世界を制した。その後、選手らは増えた実業団チームで安定的な生活が約束され、世界舞台とは断絶した。現在、韓国マラソン男子記録はアマチュアトップクラスのランナーと差がない。保護が長くなるほど競争力でなく依存性が高まるということをマラソンが先に証明した。
球技種目は現在、その没落の道に入っている。ある球団関係者は「国内では過保護で王様になり、最高待遇を受けているため、生存が危うくなる海外挑戦を選択する理由がなくなっている」と話した。保護政策は短期的にリーグを維持するが、これが長くなると選手は怠け、リーグは孤立し、国家代表は弱くなる。
一方、日本の選手たちは挑戦する。大谷翔平(LAドジャース)は23歳の2017年にわずか25億ウォンという契約金でMLB舞台に進出した。25歳未満の海外選手はアマチュア契約だけが可能なMLBの規定のためだ。日本プロ野球(NPB)であと2年間プレーしてから挑戦すれば2800億ウォン台の移籍料になるという見方があったが、大谷はそれでも挑戦を選択した。NBAで活躍中のガード河村勇輝(シカゴ・ブルズ)も自国での年俸30億ウォン台のオファーでなく、下部リーグを転々とする9億ウォン台の契約を選んだ。
韓国野球が球速10キロの差があるドミニカに0-10でコールド負けを喫したのは、「閉鎖されたリーグ」で形成されたバブルが国際標準の前で崩れた物理的な証拠だ。ソウル大のキム・ジョンヒョ研究教授は「韓国のスポーツは兵役特例と高い年俸という温室の中の報酬体系が選手を自足的な塀の中に閉じ込める」と指摘した。温室の中で育った選手が国際舞台で戦えないのは当然の帰結だ。中国が20年かけて証明したが、韓国が今その道を歩んでいる。保護を取り除かなければ実力差はさらに広がる。
<WBC>中国サッカーに似ていく韓国野球…「国内で最高待遇、苦労する海外挑戦はせず」(1)
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