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【中央時評】ホルムズの警告、エネルギー安全保障を立て直す時(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

3日、ホルムズ海峡に近いアラブ首長国連邦フジャイラの海岸にタンカーが待機している。[写真 ロイター=聯合ニュース]

イラン戦争が激しくなりエネルギー市場の最も敏感な警告ランプが灯った。世界の原油海上輸送の約20%が通過するホルムズ海峡は危機が発生する瞬間に世界のエネルギー市場に動脈硬化を引き起こす。韓国経済の心臓に入ってくるエネルギーの関門でもある。

米国のシェール革命以降、世界のエネルギー市場は安定した供給環境の中にあり、地政学的変数は過去のように長期的な市場衝撃につながらなかった。主要経済国はこのような環境の中で炭素中立とエネルギー転換に関心を集中できた。しかしロシアとウクライナの戦争に続き中東で緊張が再び高まりこうした供給環境が永久的なものでないことが現れた。この10年ほどの安定はひとつの錯視に近かった。


注目すべき変化は米国の位置だ。冷戦後に米国は中東エネルギー供給の安全弁の役割をしてきた。カーター・ドクトリン後にペルシャ湾のエネルギー供給は米国の死活的利害と見なされ、米海軍は事実上ホルムズ海峡の航行安全を保障してきた。しかし米国がエネルギー自立に達し中東の危機はこれ以上自国のエネルギー需給の直接的危機ではない。米国がかぶせてくれたエネルギー安全保障の傘はこれ以上自動的には開かない。


島のように孤立した需給構造を持っている韓国は世界10位圏の経済と先端製造業、AIデータセンターのような新産業を維持するため独自のエネルギー安全保障能力を持たなければならない。これは特定のエネルギー源や価格だけを強調していては達成できない。エネルギー安全保障は総体的エネルギーシステムの能力と評価される。

エネルギーシステムはサッカーの試合と同じだ。フォワード、ディフェンダー、ミッドフィルダーがそれぞれ異なる役割を受け持つ。再生可能エネルギーは未来のフォワードとして最も多くの関心を集めている。伝統的に基底電力を担ってきた石炭と原子力はディフェンダーだ。速い出力調節能力を持っている天然ガスはミッドフィルダーに近い。石油は依然として産業と物流の中心エネルギー源として中央に残っている。試合に勝つにはすべてのポジションが自らの役割をしなければならない。これを調整する監督の役割が政府の責任だ。

エネルギー政策と環境政策は気候対応という目標を共有するが作動原理は違う。環境政策は規範に基づいた「保護」を、エネルギー政策は実用的変数の上で「使用」を前提とする。この差を認めエネルギー転換とエネルギー安全保障が相互補完的に機能する好循環構造を作ってこそゆがみを防ぐことができる。


【中央時評】ホルムズの警告、エネルギー安全保障を立て直す時(2)

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