イランの新たな最高指導者に選ばれたモジタバ・ハメネイ師。同氏は専門家会議で次期指導者に選出されて以降、現在まで公開の場に姿を見せていない。負傷説が広がる理由だ。[ロイター=聯合ニュース]
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は11日、イスラエルとイランの複数の政府関係者を引用し、モジタバ・ハメネイ師が2月28日、米国・イスラエルの空爆が始まった当日に負傷し、負傷部位は両足だと報じた。
NYTは、この負傷が、モジタバ師が最高指導者に選出されてから3日以上公開の場に姿を見せず、声明も出していない理由の一つとみられると伝えた。
情報筋は、公の発言が再攻撃の名分になりかねないとの懸念も、沈黙の背景として指摘した。
イラン国営放送はこれに先立ち、モジタバ師を「ラマダン戦争のジャンバズ」と呼んだ。ジャンバズはペルシャ語で戦闘中に負傷した勇士を意味する言葉だ。
国営放送が事実上、負傷を迂回的に認めたものと解釈される。ただし、具体的な負傷の時点や経緯は公開しなかった。
これについてユセフ・ペゼシュキアン氏はこの日、自身のテレグラムに「モジタバ師が負傷したという知らせを聞いた。連絡の取れる知人に確認したところ、幸い無事で異常はないと伝えられた」と書いた。
彼は負傷の事実を否定しないまま、現在のモジタバ師が無事だという伝言を伝えるにとどまった。
モジタバ師は8日、イランの専門家会議で父アリ・ハメネイ師の後継者に選出された。しかし選出から48時間が過ぎても、映像メッセージや公の発言を出していない。
イスラエルのカッツ国防相は「イランのテロ政権が指名する指導者が誰であろうと、どこに隠れていようと排除の対象となる」と警告した。
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