ドナルド・トランプ米大統領が9日(現地時間)、米国フロリダ州マイアミにあるトランプ・ナショナル・ドラル・マイアミで共和党員を前に演説している。ロイター=聯合ニュース
ホワイトハウスは10日(現地時間)、軍事作戦の終了時期に関連し、「作戦目標が完全に達成されたと大統領が判断する時」とし、「イランの降伏の有無とも無関係だ」と明らかにした。トランプ大統領自らが「降伏か死か」と述べ、イランの無条件降伏を条件として明示していたこととは差がある。トランプ大統領は長期戦も辞さないとしていた既存の立場についても、すでに「(戦争が)締めくくりの段階に入った」と態度を変えた。
◇「セルフ勝利」宣言? 「トランプ大統領が終了判断」
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官はこの日のブリーフィングで、終戦の基準について「作戦は最高司令官である大統領が軍事目標を達成したと判断する時に終了する」とし、「イランが無条件降伏を明示的に宣言しなければならないという意味ではない」と述べた。あわせて「イランの脅威がもはや弾道ミサイル戦力などによって裏付けられないのであれば、空虚な脅威にすぎなくなるだろう」と付け加えた。
事実上、トランプ大統領がイランの脅威は除去されたと恣意的に判断して米国が勝利したと「セルフ宣言」し、イラン戦線から軍事力を撤収させる可能性もあるという意味と解釈される。これまでイラン政権の完全な崩壊や無条件降伏を確信してきたこととは相当な開きがある。
終戦のハードルを大幅に下げたこのような立場の変化は、戦争の長期化による負担からいつでも逃れるための、一種の「出口戦略」だという分析が出ている。
イランはホルムズ海峡封鎖のための機雷設置を開始した。事実上、11月の選挙を控えたトランプ大統領が最も負担に感じる原油価格を、最強の武器として活用する戦略だ。長期戦による原油価格の高騰が続き、これを打開するために不可欠な地上軍投入が現実味を帯びる場合、トランプ大統領の負担は重くならざるを得なくなる。
実際、軍当局はこれまで米軍兵士に7人の死亡者が発生したという事実を発表しながらも、負傷者の規模は公開してこなかった。しかし、この日米国メディアを通じて140人が負傷し、このうち8人が重傷を負ったという報道が出た後になってようやく、この事実を認めた。人命被害に対する否定的な世論を極度に神経を尖らせているという意味だ。
◇大統領は「締めくくり」、国防長官は「猛烈な攻撃」
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、終戦時期に対する大統領と当局者の相反するメッセージが続き、混乱が大きくなっていると指摘した。
トランプ大統領は前日、共和党議員集会の演説で「我々は多くの面で勝利したが、まだ十分ではない」とし、「究極的勝利を達成しなければならない」と述べた。長期戦を辞さず「降伏宣言」を勝ち取るという意味に近い言葉だ。
ところが、わずか1時間も経たないうちに公開されたCBSとのインタビューでは、戦争が「締めくくりの段階」にあると述べ、直後に行われた記者会見でも「間もなく」終了するだろうと語った。
立場は翌日に再び覆った。戦争省(国防総省)のピート・ヘグセス長官はこの日午前、米国防総省庁舎で行われたブリーフィングで「イランに対する攻撃が再び最も激しい日になるだろう」とし、「敵が完全かつ決定的に敗北するまで、我々は止まらない」と述べた。戦争が非常に早く終わるというトランプ大統領の主張を覆す言葉に近い。
ヘグセス長官はただし「これは終わりのない戦争ではない」とし、「究極的に目標の最終状態を決定するのは大統領だ」と付け加えた。
「迷走」するトランプ氏…「無条件降伏」自信満々から一転、「セルフ勝利」宣言か(2)
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