ソウル北部地検は9日午後、薬物入りの飲料で男性2人を相次いで死亡させた疑いがもたれている被疑者のキム・ソヨン(20・拘束)のマグショット(mug shot、犯罪者の人相記録写真)と氏名、年齢を公開した。[写真 ソウル北部地検]
ソウル北部地検は9日、身元情報公開審議委員会の審議を経て、今回の事件で拘束され警察から送致された被疑者のキム・ソヨン(20)の氏名と年齢、マグショット(mug shot、犯罪者の人相記録写真)を公開した。掲示期間は同日から来月8日までとなっている。
当初、今回の事件は残忍な連続殺人犯罪であるにもかかわらず、被疑者のインスタグラムの写真などが流出したことで「美人だから無罪」「募金口座を作ろう」といったコメントが寄せられ、犯罪を戯画化しているとの批判が出ていた。
しかし、身元公開を通じて被疑者の顔が公開されると、インスタグラムに投稿されていた写真と身元公開写真を比較し、「化粧映えに目がくらんでいた」「インスタの写真にだまされた」という反応が出ている。
専門家は、こうした現象が犯罪の重大性や被害事実よりも加害者のイメージに関心を集中させ、事件の本質を歪曲(わいきょく)しかねないとみている。被害者がどのような形で犯行にさらされ、なぜこうした事件が繰り返されたのかという議論は消え去り、外見への評価と嘲笑だけが残ることになるという指摘だ。
一方、キム容疑者は昨年12月14日から今年2月9日にかけて計3回、ソウル江北区一帯のモーテルなどで20代の男性3人に薬物入りの飲料を渡し、2人を殺害して1人にけがを負わせた容疑がもたれている。
ソウル江北警察署は先月19日、キム容疑者を殺人、特殊傷害、麻薬類管理法違反の容疑で検察に送致した。キム容疑者は以前行われたサイコパス診断テストで、40点満点中25点だったことが明らかになった。韓国では通常、25点を超えるとサイコパスに分類される。
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