ペルシャ湾を航行するタンカー。[写真 ロイター=聯合ニュース]
英紙フィナンシャル・タイムズの報道によると、海上交通データプラットフォーム「マリントラフィック」のデータを分析した結果、この1週間に最小10隻の船舶が船舶自動識別装置(トランスポンダー)に入力する目的地信号を「中国人船主」「全員中国人船員」「中国人船員搭乗」などに変更した。
ロイズ市場協会(LMA)によると、現在約1000隻の船舶がペルシャ湾とその周辺海域に足止めされている。イランはペルシャ湾入口のホルムズ海峡だけでなくクウェート周辺海域でも民間船舶に対する攻撃をしている。
船舶のトランスポンダー信号は主に船長の管理下で周辺船舶と通信しながら衝突を防止する目的で使われるが、「目的地」の入力欄は簡単に修正できる。
トランスポンダー信号を変更する船舶はコンテナ船からタンカーまで多様で、貨物を積んだ船と空の船が混ざっていると同紙は報道した。
一例として「アイアン・メイデン」という名前の船舶は4日にホルムズ海峡を全速力で通過しオマーン周辺海域に到達するまで信号を「中国船主」に変えていた。
戦争初日である先月28日に「ボガジッチ」という名前の燃料タンク船はホルムズ海峡を通過する間は「ムスリム船舶トルコ」と入力し、安全な場所に到達するともとの名前に戻した。
また、武器を妨害するために衛星利用測位システム(GPS)信号を操作する偽装術を使う船舶もある。
このような船舶は海運データプラットフォーム上で互いに重なりひとつになっているように見えるとタンカートラッカーズは指摘した。
海運データプラットフォーム、Kプラーの分析家マシュー・ライト氏は「船員が特定の港、目的地、または国籍との関連性を隠そうとして一種の隠蔽工作が動員されている」と話した。
続けてこのような慣行は2023年にイエメンのフーシ派が商業用船舶を攻撃し始めた際に紅海で初めて現れたと伝えた。
フィナンシャル・タイムズは「イラン軍やその代理勢力が中国との関連性を主張する船舶に異なる対応をするかは不明だ」としながらも、「船員は攻撃対象になるリスクを減らせるならば何でも試みる意志があるとみられる」と解説した。
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