「シンデレラ? そうではない」 『ブリジャートン家4』で英国紳士の愛を勝ち取るメイド役を熱演した女優ハ・イェリン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2026.03.05 13:49
韓国演劇女優である孫淑(ソン・スク)氏の孫娘として知られているハ・イェリン。彼女はいま、自分だけのフィルモグラフィーを築こうとしている。[写真 Netflix]
2020年にシーズン1をスタートした『ブリジャートン家』は、米国人作家ジュリア・クインが書いた同名の小説シリーズ(全8巻)を原作としている。19世紀英国のリージェンシー(摂政)時代を背景に、貴族たちの社交界文化を現代的に描いて人気を博した。2月26日に全8話が公開された『ブリジャートン家』シーズン4は、公開後に英語圏作品としてネットフリックス・グローバル・トップ10(ショー部門)で1位に輝き、シリーズの影響力を改めて立証した。韓国の著名な演劇女優である孫淑(ソン・スク)氏の孫娘であるハ・イェリンはオーストラリアで生まれた。彼女は「祖母が『以前は孫淑の孫娘ハ・イェリンと呼ばれていたが、最近ではハ・イェリンの祖母、孫淑に変わった』と言っていた。誇らしくもあり、切なくもあった」と伝えた。ハ・イェリンは2019年にABCテレビのシリーズ『Reef Break』でデビューし、Paramount+(パラマウントプラス)の『HALO』(2022・2024)シリーズで認知度を高め、2024年に『ブリジャートン家』シーズン4にキャスティングされた。
ハ・イェリンは「ある日、エージェンシーから24時間以内に『ブリジャートン家』の制作陣に送る演技映像を出してほしいと言われた。当時、母のいる韓国・泰安(テアン)に滞在していた。2つのシーンを一日で覚えて演じ、送信した」と振り返った。その後、相手役との演技の相性を合わせるリモートオーディションに参加し、ソフィー・ベク役を任せたいという返信を受け取り、本格的に合流した。
『ブリジャートン家』シーズン4は、小説シリーズの第4巻『紳士とガラスの靴』を原作としている。タイトルから連想できるようにシンデレラをモチーフにしている。社交界の活動を嫌っていたブリジャートン家の次男ベネディクト・ブリジャートン(ルーク・トンプソン扮)が、仮面舞踏会でメイドのソフィー・ベクと偶然出会い、恋に落ちるという物語だ。
しかし、ハ・イェリンは「シンデレラの物語だけではない」と説明した。彼女は「シンデレラでは、より高い階層である王子が手を差し伸べたとき、迷わずその手を握るが、ソフィーはベネディクトの手をすぐには握らない。『ブリジャートン家』は階層、外見、社会的地位を脱ぎ捨てて相手をありのままに見つめる、愛を勝ち取る物語だ」と説明した。あわせて「幼い頃のトラウマを抱えながらも、機知に富み、内面の道徳的基準が高いソフィー・ベクの姿は、自分とも似ていると思った」と付け加えた。
人種の多様性は『ブリジャートン家』が掲げる特徴の一つだ。シーズン1にはジンバブエと英国のハーフ俳優であるレゲ=ジャン・ペイジが、シーズン2にはインド系英国人のシモーヌ・アシュリーが主人公として登場した。しかし、東アジア系の人物はハ・イェリンが演じるソフィー・ベクが初めてだ。
これはハリウッド業界の変化とも読み取れる。ハ・イェリンは「4年前の『HALO』の時と比較してみると、有色人種の俳優たちに公平かつ平等に接そうという態度の変化が感じられる」とし、「特に東洋人俳優たちに役が多く与えられている気がする」と語った。
米国で「ハ・イェリン」という名前を貫いて活動する彼女は、この日「機会さえあればありがたく臨みたい」と、韓国での活動に対する意欲も明かした。
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