3日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領がホワイトハウスで行われたドイツのフリードリヒ・メルツ首相との会談で、イラン空爆について言及している。[AFP=聯合ニュース]
トランプ政権はこれまで「イスラエルがイラン攻撃を準備しており、これは中東に配備された米軍に対する脅威となるため空爆を決定した」と主張してきたが、この説明はイスラエルが背後で攻撃をあおったのではないかとの論争を招いてきた。トランプ大統領のこの日の発言は、これまでの主張を覆すものに近い。
◇トランプ氏の発言変更で…「うそつき」になった側近たち
空爆から4日目にしてトランプ大統領が空爆決定の背景を覆す発言をすると、主要側近たちも相次いで自らの発言を修正した。
外交責任者のマルコ・ルビオ国務長官はこの日、連邦上院議員への非公開ブリーフィングに先立ち記者団と会い、「大統領はわれわれが先に攻撃を受けないようにするため決断した」と述べ、「これが核心であり、非常に単純な問題だ」と語った。さらに「大統領は『今攻撃しなければ、1年後にはイランを抑止できず、イランは思うままに行動するだろう』と言った」とし、イスラエルに説得されたのではないかとの疑惑を否定した。
しかしルビオ長官はその前日、「イスラエルの軍事行動と、それによって米軍に対するイランの攻撃が誘発される可能性を認識していた」と述べ、空爆を主導した主体が事実上イスラエルであるとの見方を示していた。
ピート・ヘグセス国防長官も前日の記者会見で「われわれがこの戦争を始めたわけではないが、必ず終わらせる」と述べた。ヘグセス長官の表現どおり「空爆」ではなく「戦争」を始め、計画した主体が米国ではなくイスラエルであることを示唆する発言だった。
同席していたダン・ケイン統合参謀本部議長も、第1目標であるアヤトラ・アリ・ハメネイを含む数百の標的を無力化したのはイスラエルであり、米軍はイランの監視網の無力化や主要施設への打撃など、事実上支援の役割を果たしたとの趣旨の説明をした。
◇「発言変更」前に出た真実?…「イスラエルの作戦」
一方、トランプ大統領がこの日ドイツのフリードリヒ・メルツ首相と会談し、空爆の背景について発言を覆す直前には、別の説明が出ていた。
この日午前、連邦上院軍事委員会の公聴会に出席したエルブリッジ・コルビー国防省政策次官は、「なぜ作戦の第1目標がハメネイ師の排除だったのか」との質問に「それはイスラエルの作戦だった」と答えた。
コルビー次官はまた、今回の空爆で米国が直接行動したことが、米国の新たな国防戦略(NDS)に明記された「地域の同盟国およびパートナーがイランおよびイランの代理勢力の抑止の主たる責任(primary responsibility)を担うようにする」との方針と矛盾するとの指摘に対し、「NDSには、空軍や海軍、遠隔または直接の戦力を活用できる能力を提供することを明示的かつ繰り返し記している」と説明した。
これもまた、今回の空爆が米国主導の作戦ではなく、イスラエルの作戦を支援する性格の作戦であることを認めた発言と解釈されている。
「イスラエルが背後」論争で発言変更のトランプ氏…「私がイスラエルを行動に踏み切らせた」(2)
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