トランプ米大統領が3日にホワイトハウスで開かれたドイツのメルツ首相との会談中に記者らの質問に答えている。[写真 AFP=聯合ニュース]
特にスペインに対してはすべての貿易取引を断つと宣言した。関税とグリーンランド併合問題に続きイラン空爆を経て米国と欧州の80年の「大西洋同盟」に本格的な亀裂が生じる様相に展開しているとの懸念が出ている。
◇敵だったドイツの前で「英国にチャーチルがいない」
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスでドイツのメルツ首相と会い、「英国が愚かな島問題に対しとても不適切に行動し(米国との)関係をだめにしている」と話した。英国がイラン空爆に向け要請したチャゴス諸島の空軍基地利用を認めなかった点を指摘した言葉だ。
トランプ大統領は続けて「われわれが相手にするのはウィンストン・チャーチルではない」としてスターマー英首相を露骨に批判した。
チャーチル元首相は第2次世界大戦当時に米国とともに連合軍を率いた。「英国にチャーチルがいない」という言葉は大西洋同盟自体に対する不信を示したものと解釈される。こうした発言を第2次大戦で連合軍と敵として戦ったドイツ首脳の前でした点からさらに注目された。
◇「スペインとの貿易取引全面中断」
海軍基地と空軍基地の使用を遮断したスペインとは貿易取引自体をしないと話した。トランプ大統領は「スペインが国防支出を国内総生産(GDP)の5%に引き上げなかった唯一の国」と話した。
その上で「スペインとは何もしたくない。スペインとのすべての貿易を中断する。スコット(ベッセント財務長官)にスペインとのすべての取引を断つよう指示した」と述べた。
米連邦最高裁が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づいた相互関税賦課は違法と結論を出したが、貿易制裁権限は大統領にある。ただ昨年の米国の対スペイン貿易収支は48億ドルの黒字だった。
外交消息筋は「黒字を出すスペインとの貿易は制裁発動に向けた非常事態に該当しにくい。しかも米国はスペインではなく欧州連合(EU)と貿易合意を結んだ状況で、スペインとだけ貿易を中断するという宣言自体が非常識」と話す。
トランプ大統領、同盟国に「壮絶な怒り」…スペインと「すべての貿易中断」(2)
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