1日、米中央軍司令部がイランに向けミサイルを発射している。[写真 ロイター=聯合ニュース]
米国が公式メディア発表のほかにSNSなど使えるすべてのチャンネルを活用して自分たちに有利な情報を送り出していること自体がひとつの認知戦とみることができる。中東の武装勢力の専有物と見なされたSNS世論戦を米軍も活用した形だ。
◇多領域データを数珠つなぎにするAI…人より早く分析
米中央軍司令部はこれに加え今回の作戦に「公開できない特別な戦力」があったと明らかにした。ある軍関係者はこれを「人工知能など先端技術を意味するとみられる」と指摘した。
同時多発的で多様な要素をひとまとめにしたのはAI体系とみられる。米国メディアは今回の作戦でもアンソロピックのクロードのようなAIモデルがハメネイ師の隠れ場所など高価値標的に関する情報評価と目標物識別、戦闘シナリオシミュレーションなどに活用されたとみている。
これと関連し米政府は2018年の米国防戦略書(NDS)に多領域作戦概念の重要性を強調してから軍指揮統制の核心戦略として統合全領域指揮統制(JADC2)の概念を発展させてきた。これは陸海空全領域のセンサーと打撃資産(シューター)をAIネットワークで連動し早く正確な決定を下せるようにすることを目標にしている。各種資産が収集した通信・電子情報、イメージなど膨大な情報を評価・判断するのに人工知能が介入すれば、人がするより迅速・正確になるためだ。
◇自由の盾も適用…「防衛演習」とは違い
米国はこれを韓国をはじめとする同盟国との連合・統合全領域指揮統制(CJADC2)を発展させる案を構想している。イスラエルとの今回の合同作戦でもこうした概念を点検したと予想される。これはベネズエラとイランで米国が相次いで見せた作戦がいつでも北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を狙う刃になり得るという意味にもなる。
9日から始まる韓米合同演習にもこうした要素が入っている。韓米軍当局は先月25日のフリーダムシールド合同演習施行計画発表で「挑戦的戦場環境など現実的な状況を演習シナリオに反映することにより統合全領域作戦を含む同盟の連合防衛態勢強化」を点検すると明らかにした。
ただフリーダムシールド合同演習は防衛的性格のもので、予防的攻撃は想定していない点で今回の作戦と明確な違いがある。北朝鮮がドローンとミサイル・砲弾を混ぜて撃つ攻撃状況で標的識別と優先順位判断に向けAI要素を導入する方式になると予想される。
米国「蛇の頭切り落とした」…この作戦の指揮官はAIだったのか(1)
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