イランのアリ・ラリジャニ国家安全保障会議事務総長。ロイター=聯合ニュース
ラリジャニ氏は2日(現地時間)、自身のX(旧ツイッター)アカウントを通じて「我々は米国と交渉しない」と断言した。これは、最近オマーンの仲介でイランが米国と接触を試みているという一部のメディア報道を正面から一蹴したものだ。
続いて「ドナルド・トランプ米大統領の『はかない希望』と妄想的な幻想が、この地域をカオスに陥れた」とし、米軍の死傷者増加を懸念する米国側の姿勢を強く非難した。
ラリジャニ氏は先月28日、米・イスラエルの合同空襲が始まる直前にハメイニ師から国家運営の全権を委任された人物だ。同氏は当時、空襲の主要標的だったが難を逃れたとされている。
専門家は、ラリジャニ氏がハメイニ師の最側近であるモハマド・モフベル前副大統領とともに、戦時体制の中核的実権者として活動するものと分析している。
一方、ドナルド・トランプ米大統領はメディアとのインタビューを通じて、圧迫と懐柔を並行する姿勢を見せた。トランプ大統領は「イランがこれまで米国の要求条件を満たしていない」としながらも、対話と再交渉の余地も残した。
ただし、イランに対する攻撃の継続については「イランが大きな国であるだけに、4週間程度、あるいはそれより短くかかるだろう」と述べ、軍事的なオプションがいまだ進行中であることを示唆した。
現在、両国は核プログラムとミサイル体系、域内の代理勢力への支援問題などを巡って平行線をたどっている。ラリジャニ氏の今回の立場表明により、対話を通じた事態解決の可能性はさらに不透明になった。
この記事を読んで…