イラン・ホルムズ海峡を通過するタンカーの周囲で作戦を展開するイラン革命防衛隊(IRGC)のボート。AFP=聯合ニュース
3月1日(現地時間)、英国海運貿易オペレーション(UKMTO)や現地外信によると、IRGCの封鎖措置以降、少なくとも4隻の船舶が攻撃を受け、乗組員1人が死亡、多数の負傷者が発生したと伝えられた。
まず、オマーンのカサブ港付近の海上で、パラオ船籍のタンカー「スカイライト号」がドローンとミサイル攻撃を受け、船員4人が負傷した。スカイライト号にはインド人乗組員15人とイラン人乗組員5人が乗船しており、全員が脱出したことが分かっている。
該当の船舶は、過去にイラン産の石油を輸送したという理由で、米国財務省の制裁リストに掲載された経緯がある。イランの国営メディアは「海峡通過禁止命令に背き、不法通過を試みたタンカーを打撃した」とし、「現在沈没中だ」と報じた。
マーシャル諸島船籍のタンカー「MKDVYOM」は、オマーン・マスカット北方の海上で未確認の発射体による攻撃を受け、機関室で火災が発生した。この過程で乗組員1人が命を落とした。
このほか、アラブ首長国連邦(UAE)沖でも「ハーキュリーズ・スター号」が攻撃を受けた。UKMTOはまた、UAEのシャルジャから西に35海里の海上でも、ある船舶に極めて接近した状態で未確認の発射体が爆発したと伝えた。該当船舶の乗組員は無事だという。
仲裁役を務めてきたオマーンも攻撃を受けた。オマーンのドゥクム港は2機のドローンによる攻撃を受け、作業員1人が負傷した。
IRGCは声明を通じ、「敵対勢力と連携した米国・英国のタンカー3隻をミサイルで打撃した」と攻撃の正当性を強調した。これに対し、湾岸協力会議(GCC)は「地域安保を脅かす危険な緊張高揚行為だ」としてイランを強く非難した。
相次ぐ攻撃により、現在約150隻のタンカーが海峡への進入を断念し、公海上で待機している。世界的な海運大手マースク(Maersk)は安全のためスエズ運河の通過を中断し、アフリカ・喜望峰に迂回することを決定した。ホルムズ海峡は、事実上の閉鎖状態にあるといっても過言ではない。
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