2月28日(現地時間)、ハメネイ師の居所を撮影した衛星写真(左)。空爆後(右)、居所は完全に破壊された。 [写真 CNNキャプチャー]
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は同日、「CIAはハメネイ師の位置に関する精密情報(high fidelity)をイスラエルに伝達した。その後、テヘラン内にあるイラン高官の居住地や会議場所が密集する『指導者団地』を標的とした作戦が遂行された」と報じた。NYTはイスラエル当局者の言葉を引用し、「午前の攻撃はテヘランの複数の場所で同時に遂行された」とし、「そのうちの1カ所にはイランの政治・安保高官らが集まっていた」と伝えた。
この日、イラン指導部は最高指導者執務室、大統領執務室、国家安全保障会議が位置する場所で会議を行う予定だった。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は「3カ所すべてが空爆を受けた」とし、「ハメネイ師だけでなく、アジズ・ナシルザデ国防長官、モハマド・パクプール革命防衛隊(IRGC)総司令官、最高指導者の軍事顧問を務めるアリ・シャムハニ前最高国防会議事務総長らが死亡した」と報じた。イスラエルN12放送によると、ハメネイ師の執務室がある居所には爆弾約30発が投下された。居所に滞在していたハメネイ師の娘・娘婿・孫娘ら家族3人も死亡したとイラン国営メディアが報じた。
米国とイスラエルは当初、夜間空爆を計画していたが、イラン指導部がこの日の午前に会議を開く予定だという情報を入手し、作戦計画を修正した。NYTはCIAが関連情報の収集過程で「会議にハメネイ師が直接出席するという事実も把握した」と報じた。WSJは「白昼に攻撃を敢行したのは非常に珍しい」と評価し、「イスラエルと米国は、イラン指導部が一カ所に集結するという情報を確認し、彼らを同時に除去できると判断したとみられる」と分析した。深夜または未明の時間帯は防御が手薄になる可能性があるが、イラン指導部が集まる時間・場所を把握したことで攻撃の効率性を高めたという趣旨だ。
WSJによると、イスラエルはイラン指導部の人々とミサイル戦力の除去に焦点を合わせ、米国はミサイル基盤施設と軍事目標物を狙った。空爆後に撮影された人工衛星写真からはハメネイ師の居所は形も残らず消え去ったことが確認できる。先攻に踏み切ったイスラエルのベニヤミン・ネタニヤフ首相は「我々はハメネイの住居を破壊し、IRGC指揮官と核心高官らを殺害した」とし、今回の空爆が当初からハメネイ師を狙った精密な「斬首作戦」であったことを隠さなかった。
中東を統括する米中央軍は、革命防衛隊の指揮統制施設や防空体系、ミサイルおよびドローン(無人機)発射基地などを優先的に打撃したと発表した。WSJは、米国が1月にベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を逮捕した際に使用した米国企業アンソロピック(Anthropic)のAIチャットボット「クロード(Claude)」を今回の作戦にも活用したと伝えた。
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